【ワンピース 考察】ONE PIECEに学ぶ 人を感動させる深層心理

感動する心理その2

1.無償の愛

ゼフは自分となんの繋がりも無いサンジを、まるで自分の息子のように愛している。

2.自己犠牲

ゼフは、自分の食料をすべてサンジに与え、自分の最大の武器である右足を失うことも厭わない行動を取っている。

3.誤解

サンジは、ゼフが食料を自分だけ隠し持っているに違いないと疑っていた。

しかし実際は、ゼフは自分の食料を全て自分に与えてくれていることを知った。

4.別れ

ゼフは、サンジが自分の夢を生きるよう背中を押し、送り出した。

5.感謝

憎まれ口ばかり叩いていたサンジだったが、別れの時には、ゼフに感謝の言葉を素直に伝えました。

無償の愛、自己犠牲、別れは、いかに感動を生みやすい要素であるか、ということがお分かり頂けることと思います。

感動要素 : 無償の愛×自己犠牲×誤解×別れ×感謝

感動エピソードその3:

アーロンに騙されたナミがルフィに助けを求めるシーン

ココヤシ村ナミの生まれたココヤシ村は、魚人海賊団であるアーロン一味の支配によって、高い貢ぎ金を払わさせられるなど、住民は苦しい生活を強いられていた。

そんな状況をなんとかしたいと思っていたナミは、一億ベリーという大金を支払えば、ココヤシ村をアーロンが打ってくれる事を知る。

とはいえ、一億ベリーなどという大金は、普通に働いていては、一生かかっても払うことが出来ない金額だ。

ナミには海図を書くことが出来るという、天賦の才があった。

アーロンは、ナミの能力を高く買ったため、ナミは高い報酬を得るのと引き換えに、アーロンに協力することを決断する。

村人からは、お金のために村人を裏切ったと、冷ややかな目で見られる日々が続く。

しかし、真実を語らず、全てを自分一人で抱え、悪役を演じきるナミ。

そんな中、ルフィ、ゾロ、ウソップ、サンジなどと出会う。

ルフィたちと楽しい時間を過ごす度に、ナミには仲間になりたいという気持ちが芽生えはじめていた。

しかし、ナミはその気持ちを抑えて込んでしまう。

ナミは自分と関わる人間は、不幸になると強く信じ込んでいるのである。

子供の時、親代わりとして育ててくれたベルメールさんが、ナミを守るために、犠牲となって死んでしまったからだ。

”大切な人を、2度と失いたくない!”

ナミは、自分を仲間だと言ってくれるルフィの言葉を聞くと、胸が苦しくなってしまうのだった。

ココヤシ村を買い取れる金額である一億ベリーを稼ぐために、ナミが働いた年月は、8年間になろうとしていた。

ナミの努力のかいもあり、一億ベリーが貯まるまでに、残り七百万ベリーという所まで近づいていた。

”もう少しで何もかも帰ってくる。ココヤシ村も…みかん畑も…私の夢も”

ナミの心は希望で溢れていた。

ところが、そんなナミの気持ちとは裏腹に、アーロンはナミにココヤシ村を売ろうとは、これっぽっちも考えていなかった。

金で買収した海軍を使って、ナミがこれまで貯めてきたお金が、海賊などから盗んだものとして、全て没収してしまったのである。

”今までの苦労は何だったの…”

途方に暮れて座り込むナミのもとに、ルフィがのんきにやってくる。

ルフィに八つ当たりするナミの言葉を、ルフィは静かに聞いている。

ついに、心が折れて、泣き崩れてしまうナミ。

ナミは、か細い声を振り絞ってルフィにつぶやいた。

ナミ:「ルフィ…助けて…」

ルフィはシャンクスから預かった、命よりも大事な麦わら帽子をナミに被せて叫んだ。

ルフィ:「当たり前だ!!!」

誰にも触らせることのなかった麦わら帽子を、ナミの頭に被せたシーンである。

感動する心理その3

1.無償の愛

ベルメールは血のつながりの無いナミを子どもとして愛し続けた。

ナミは、村を救うお金を稼ぐために、悪者を演じ続けた。

2.自己犠牲

ベルメールは自分の命を投げ出して、ナミを救った。

3.別れ

ナミは自分の命をと引き換えに、ベルメールを失った。

4.誤解

ナミはお金のために、村人を裏切ってアーロン一味に寝返ったと思われていたが、実際は村人のためであった。

5.信頼

自分で問題を全て抱え込んでいたが、ルフィを信頼し、初めて助けを求めた。

どんな状況でも、ルフィはナミがいいやつだと信じ続けていた。

6.勇気

勝てるかどうかも分からない未知の相手でも、ルフィは闘うことに躊躇がありません。

このシーンは、個人的にもかなりグッと来るシーンですね。

ナミが苦しみを抱えて期間の長さも、その要因といえるでしょう。

感動要素:無償の愛×自己犠牲×別れ×誤解×信頼×勇気

参考図書:ONE PIECE

こちらの記事も一緒によく読まれています。

最後にフォローをお願いします。最新情報をお届けします。

コメントは受け付けていません。