日本の政治を停滞させるマスコミの弊害
もう一つはマスメディアの影響もあるんですけども、国会はほとんど機能してなかったり、スキャンダルばっかが放送される、報道されるので。
例えば現在ですね、森加計問題でも2年間もやってて、これやる必要あるのかもしれませんけどね。
やる必要あるないは別にして、これだけ世界が動き、景気の問題もあり、働き方の問題もあり、いわゆる高齢者という50歳以上も増え。
社会がどんどんどんどん変わっていくのに、全く政治が追い付いてないわけですから。
毎日毎日、真剣になって国会やってもらわなきゃいけないにの、何しろもう1年以上も停滞してるっていうそういう状態なんですね。
だから、だんだんだんだん、みんなが嫌になって政治から離れていく。
日本の投票率は戦後最低レベル
選挙制度も悪い、だからもう結局それで選んだ人がですね、なんかあんまり行動もちゃんと議員らしくないというようなこともあって。
投票率がどんどんどんどん下がって、まぁ現在では戦後最低レベル。
戦後直後はやっぱ90%くらいあったんですね、それが50%くらいなっちゃってる。
だから、17%の得票率でも小選挙区制と投票率の低さ。
つまり、憲法違反の選挙と投票率が悪いってことで安倍政権が保ってるんですよ。
だから、私がその安倍政権がですね自民党が勝って安倍さんを選んだんだから、安倍さんが我らの代表だなんて言ったってそんなの承服できないっていうのは、よく分かります。
法治国家での民主主義とは
ところが私はちょっとは違う考えをしてるんですよ、民主主義ってことに対して。
法治国家民主主義、法律が正しくて民主主義である、というようなところではどう考えるかと、僕違うんですね。
ソクラテス流の考え方なんですけども。
日本にいらないNHKの受信料を払っている理由
私はNHKいらないと思うんですよ、いらないどころかNHKがあるために必要な必須コレステロールを悪玉コレステロールつったりですね。
それから、国民が政府に一千兆円貸してるのに国民の借金だと言ったり、というふうにですね。
もう真逆のことを言ってですね、国民の健康を損なったり、国民の財産を損なったりしていると。
そんな放送はいらないと。
しかも民法がなければ別ですけど、民法があるんですから、やっぱ競争原理に沿ったですねやっぱりまともな放送局であってほしい、と思ってNHKはもう無くしてほしい、無くしてほしいと繰り返しております。
が、私はNHKの受信料をずっと払っております。
これについて、バッシングもされてるんですね。
武田はNHKいらないつってるのに、なんでNHKの受信料払ってんだと、こう言われるんです。
ソクラテス 「悪法も法なり」
ソクラテスの原理なんです、ソクラテスは街角で議論をしたということで。
その当時ギリシャのアテネはですね、ずいぶん昔の2400年前のことなんですが。
街角で議論しちゃいけないって法律がありましてね、議論したら死刑ってこうなってたんですよ。
その通り、ソクラテスは街角で市民と議論したんで死刑の判決受けます。
しかしやっぱりこれは、ちょっと非常識だと皆も思って監獄のドアを開けといてですね、とにかく出てってくださいと。
そうすると僕らも、ソクラテスを死刑にしないで、心が痛くならないから、ってなっていたのですが、ついにソクラテスは、その開いてた監獄のドアからは出ないで毒杯を仰いで死ぬんですね。
こういう場合は必ず本当かどうかっていう問題があるんですが、そこでソクラテスが言った言葉が
「悪法も法なり」
つまり我々民主主義っていうのは、ちゃんとした法律、皆が合意した法律ですね、殿様ではなくてその法律に従う。
法律が仮にダメでも、その法律がダメだっていうことは議論してもいいけど、ダメな法律があるのにその法律に従わないっていうのは、自分が法律よりか上だってことですから。
自分の考えが法律と違う、だから法律が悪いというのは民主主義ではない。
自分の考えと法律は違う、違うと思うけども法律は正しいとする、これが民主主義だということですね。
だから私は、NHK・小選挙区制・比例代表制、全部反対ですが、現在それが法律になってる間はですね、どんなに悔しくても、僕、悔しいですよ。
悔しいけれども、選挙の結果を尊重し、NHKの受信料が払うというのがですね、私は、民主主義と法治国家のところにいる国民の正しい行動の仕方だと思ってるんですね。
ですから矛盾はしておりますが、この矛盾を克服するのは、やはり「悪法も法なり」であろうかと。
だから、常に批判はする、意見は言う。
これは民主主義が認めてますからね、言論の自由。
だけれども、決まってることには従う。
逆に言えば、皆が決めた法律の方が自分が正しいと思うことより上だと。
こういうふうに私は確信しております。