女性が理解しない男性の生きがい!中高生の男女共学に反対の理由!女と男で異なる幸福!武田邦彦

男の子と女の子の将来の夢の違い

これは小学校の4年生くらいのアンケートを見ますと、現在のように、男の子と女の子をほとんど同じように育てても、女の子の将来の夢というのはお母さんであったり看護婦さんであったり、AKBのスターであったりするんですね。

男の子の将来の夢と言ったら、運転手になるとか警察官になるとか、消防士になるというのが出てくるんですね。

現在の教育の間違い

これは実は、こういうことを言いますと非常にバッシングされるんですけど、私は現在の教育の方が間違っていると思ってるんですね。

昔の教育は、特に日本の場合、子供は神の子と言って、あんまり大人の方から、どういうふうにあなたは生きなさいとかどうしなさいじゃなくて、子供自身が生きる状態を選んでいるんですね。

7つまでは神の子、だから大人は自由に子供を遊ばせておく。

7歳になったら男女席を同じうせず、ということで勉強を始める。

これはどういうことかと言うと、親が子供のことを見るとか教育するということは、本当に基礎的な、ご飯の食べ方とか礼儀のとり方というのはいいんですけど、それ以上のことは子供の方がよく知っているという認識なんですね。

それから7歳になると、やっぱり性、セックスが芽生えますから、それで非常に苦しむわけですね。

中高生の男女共学に反対の理由

今の教育が非常にいかんのは、中学校が男女共学だっていうことなんですね。

下手したら高等学校も男女共学っていうことがあるんですね。

そうしますと、男の子も女の子もそうなんですけど、特に男の子はそうなんですが、自分を作っていくということですね。

自分を作っていくということは、親父を乗り越えていくということなんですが、親父を人間として乗り越えていくという思春期の苦しみと、セックスに芽生えて、女の子との間が難しくなってくるんですね。

そうすると、思春期というのはもともと苦しいんですけど、苦しさが倍になるわけですよ。

男女七歳にして席を同じゅうせず

それで昔は、「男女七歳にして席を同じゅうせず」ということで、人間が迎える思春期の辛さを2分の1にする、つまり女と男のことは苦しんでいく、女性は初潮があるし、男の子は射精したりする、

そういったことに驚き、いろんな感情が芽生えて行くものの半分を、男子校とか女子校ということで切り離していけるんですね。

そうしますと、女の子は次第にお母さんに近づいていく。

女の子は台所に立ったりお母さんと一緒に料理をしたりするのが楽しくなってくる。

男の子は1人で部屋に閉じこもって、いわばお父さんを越える作戦を練るということじゃないんですけど、そういう思春期を迎えるわけですね。

ところが今のお母さんは、男女同じという教育を受けすぎていて、男の子に自分の状態を惑わせるんですね。

ところが男性というのは、お母さんがちゃんとしたお母さんですと息子をずっと見ていますから、相当よく理解はしてるんですが、それでもやっぱり錯覚されていることが多いんですよね。

真面目に生きられる娘と真面目に生きられない息子

例えば真面目に生きる、お母さんは真面目に生きられるし、娘も真面目に生きることはできるんですけど、息子は真面目に生きられないんですよ。

何で真面目に息子が生きられないかというと、親父を越さなきゃいけないので、真面目にやってられないんですね。

真面目にやったら必ず親父に負けるんですよ。

何か突破口を開こうとするんですね。

オートバイに乗るとか、ムチャをするとか、暴れまくるとか、そういうことで何か親父を破る突破口を探しているんです。

非常に苦しんでるんですね。

しかも小学校4年生の女の子が、看護師さんになりたいとかお母さんになりたいとかAKBになりたいと言うことの代わりに、男の子は消防士になりたいとか警察官になりたいと言うんです。

これは女の子の場合は、身近に自分の目標を探すことができるんですよ。

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