世界を操る真の支配者の正体!ディープステートの正体に迫る!馬渕睦夫

しかしその時のいわゆる国体っていうか、アメリカの建国の精神あるいは建国の体制といってもいいですが、それが実は今から100年前に変わってしまったということですね。

このことを理解してない論調がほとんどなわけです。

ですから、それがわからないと、今実はトランプ大統領がやってることも、なぜ最高裁のこういう判事の任命が大きな政治問題になるのかもわからないわけですね。

じゃあ100年前に何が起こったかということなんですが、厳密に言いますと1912年から起こっているわけですよね

1912年というのは、アメリカの大統領選挙の年だったわけです。

その大統領選挙で、実は我々も名前はよく知ってるんですが、当選したのがウイルソン大統領だったんですね。

我々は学校で理想主義者の大統領だ、平和14原則ですか、なんか難しいことを提唱したとかね、ウイルソンの14原則とか、いろいろ、あるいはベルサイユ会議を指導したとか、色々ありましたけれども。

日本との関係でいえば、日本がベルサイユ会議で提案した、人種平等提案を葬った張本人でもあるんですよ、ウイルソン大統領はね。

まあその話はまた別の機会にお話ししたいと思いますが。

アメリカでウイルソン大統領が出現したということ自体が、今日のディープステートを生む原因、といいますか元凶になっているんですね。

それはどういうことかということなんですが、ウィルソン大統領は従って1913年に就任して8年間、一応務めたわけなんですけれども、ウィルソン大統領はなぜ大統領に当選したか、この辺から理解しなきゃいけないんですね。

この辺のいわゆる教科書的な理解っていうのは、実に表面的なんです。

ウィルソン大統領が現職のタフト大統領を破って当選したということですね。

しかしどうしてウィルソン大統領が、その頃事実上無名だったんですよ、ニュージャージー州の州知事をやっておりましたけれども、現職のタフト大統領、共和党のね、これはあのそれなりに有力な大統領だったわけですね、有能な。

ですから普通、現職の大統領っていうのは2期目は最も安定しているわけですから、普通1期だけで2期目に敗れるっていうことはまずないんですね。

それが負けるということは何か裏にあると、皆さん思われてもいいんだと思いますね。

その後も1期だけで終わった大統領の例は皆さん思い出されると思いますが、何か背景にあるはずなんですね。

それでウィルソン時はどういうことかというと、どうもその現職のタフト大統領のある政策が、アメリカの、いわゆるなんて言いますかね、キングメーカーっていうか、影響力を持ってる人の意に沿わなかった、ということだと考えられるわけですね。

それは何をめぐってかということは、実は次第に明らかになっているんですが、まだ十分、歴史的なその事実としては確定してないんですが、ロシア問題をめぐる態度だということを、一応今の段階では申し上げておきたいと思います。

それはいろんな伏線なんですけれども、その後、4年後にロシア革命が起こったりするんですがね、4、5年後に起こりますが。

あるいはロシアとアメリカの関係ですね、そういうものも含んだロシアをめぐる問題について、タフト大統領と、いわゆるアメリカのその頃力を得てきた勢力との間で、どうも意見の不一致があったというふうに理解していただければと思います。

そこで何が起こったかということですね。

そうするとタフト大統領はもうその頃どういう世論調査があったが私は詳しく知りませんけれども、常識的に見ればタフト大統領が勝つことは想定されていたわけですね。

たとえウィルソンを担いでも、勝てる見込みはなかったわけです。

そこで何が起こったかということですね。

突然共和党が分裂したんです。

タフト大統領の母体である共和党が分裂して、進歩党という第3政党ができたんですね。

その進歩党の党首に担ぎ上げられて大統領選に参入したのが、タフトの前の大統領の、セオドア・ルーズベルトなんですね。

セオドア・ルーズベルトの名前は、皆さんも日本にとっても、とても親しみのある名前ですね。

日露戦争のポーツマス会議を主催してくれたその大統領で、まあ結果的には日本を事実上、かなり応援してくれた大統領でもあったんですが、そのルーズベルトのあと、セオドア・ルーズベルトのあと、同じく共和党のタフトが大統領になってたということですね。

そこで、ところがルーズベルトが、タフト大統領をまあ推薦したっていうか、自分の後継者として大統領にした、ルーズベルト、セオドア・ルーズベルトが、タフトに、現職のタフト大統領に反旗を翻したということですね。

これは普通、常識的に私たちが考えて、何も背景がなくてそういうことが起こるはずがないわけですね。

たとえタフト大統領の第1期の政治のやり方に、推薦したというか、自分の後継者に選んだそのセオドア・ルーズベルトが、若干不満を持っていてもね、第3党を作ってまで彼を引きずり下ろそうという気持ちには普通はならない、そういうことに普通はならないわけですね。

そうすると、皆さんもうお分かりのように、どうしてもウィルソンを大統領にしなきゃいけないという、一つの大きな意図がその背後で働いていたということが、合理的にといいますか、常識的に想像されるわけですね。

こちらの記事も一緒によく読まれています。

最後にフォローをお願いします。最新情報をお届けします。

コメントを残す