武田邦彦 再婚相手が子供を殺す理由!育メンの問題点!オスの子殺しとブルース効果!

育メンを進める厚生労働省の狙い

ニュースを聞いておりましたらですね、厚生労働省が、今「育メン」と言ってですね、子育てをお母さんがするんではなくて、お父さんも参加しようと。

これは、お母さんを働かせるという国のいいかどうかは分からないけれども、国の政策の一環なんですね。

それを聞いておりまして、私ね、哺乳動物のお父さんと、子供の関係とうのをよく分かっているのかなぁと思いまして、育児とブルース効果というのを示しまして、写真にはハヌマンラングールという猿、教頭大学の霊長類研究所が詳細に研究した、動物を出しております。

原始的な哺乳動物というのはげっ歯類、ネズミですね。

そういったものから、もの凄く色々な種類がありまして、霊長類といわれる猿とか我々人間までいるわけですね。

オスが子供を殺すブルース効果

それで、人間は特別なのですが、哺乳動物が子供を作る時には、交尾をして、そして普通は一夫一妻が多いので、一夫多妻でも同じなんですけど、一夫一妻、もしくは一夫多妻で子供が出来て、それをわが子として育てるわけですね。

ネズミを例に取りますと、オスとメスがつがいとなって、子供を3匹産んだとしますね。

普通は、母親が子供を見て、父親が餌を取ってという生活をしているわけですが、こういった生活をしているネズミの家族に対してですね、生物学者がいたずらをしてというか、研究のために子供3匹を入れ替えるという事をやります。

そうしますとですね、お父さん、お母さんと、今まで子供じゃなかった同じ年代の子供が3匹が、今度一緒に住むようになるのですが、お母さんは当然の事ながら、『ちょっとこれは違うな』と思うわけなんですけど。

メスというのは、大体が穏やかな性格なので、そのまま『こういうもんなんだろうな』『これが私の運命なんだろうな』といった感じで、おっぱいをあげたりなんかして、世話を致します。

お父さんの方、オスの方は、メスが同じなので自分の子供が、他人の子供に変わった事に気が付きません。

全く気が付かないで、生活はそのままやります。

ところが今度はですね、生物学者がまたいたずらをして、子供はその両親の子供なんだけれども、母親だけを入れ替えます。

つまり、オスメスのうちメスが違うメスが入ってしまうという事ですね、今度はかごの中に。

そうしますと、オスは直ちに、この一緒に住んでいた子供3匹を殺して、新しい子供を産ませるという事をしますね。

この現象はブルース効果と言いまして、げっ歯類のネズミから霊長類の猿まで、殆ど等しく見られる現象で、「オスの子殺し」とも言われるのですが、自分の子供を殺すという事が行われます。

子供に父親という概念はない

これはですね、何を意味しているのかといいますと、哺乳動物は卵を産みませんので、胎生ですね。

お母さんが、お腹の中で育てますから、生まれてきた子供と母親というのは、殆ど区別が出来ないというか、細胞が分裂したようなもんなんですね。

ですから、遺伝子だけは父親から半分引き継いでいますけれども、体の肉から何から全部、母親と一緒なんですね。

ですから、母親は子供を分かるし、子供も母親は分かるんですね。

匂いとか、免疫なんかは全部母親と一緒ですからね。

ところが父親はですね、動物によって違うんですけれども、セックスした時には、まだ子供はこの世に存在していないんですよね。

だから、子供というのはですね、母親は最初っから自分と一体なんですが、父親はですね、全く分からないんですよ。

2つの面から分からないわけですね。

まず、全然自分は父親のお腹の中に住んだ事がないので誰だか分からないというのが1つとですね、家族構成とか男と女の関係というのも、全然知らないんですよ、当たり前ですけど。

だから、お父さんという概念が無いんですよね。

子供が分かるのは母親だけ

だから、猿とかネズミの場合はそうなんですけども、人間でもそうで、お父さんは自分の所に子供が生まれたからと思って、「お父さんだよ、お父さんだよ」と思っているわけですけど、子供の方は、「なんか変な男が近づいてきた」って事しか分からないんです。

お父さんの友達であれ、何であれ、全く同じですね。

だって、それを区別するっている事は、人間でも出来ないですよね、DNA鑑定でもしないと。

分かっているのは母親だけなんですよ。

だから、この状態でですね、子供は常に父親に対して、警戒心を持っています。

別に、父親だけに警戒心を持っているのではなくて、母親以外の男には全部警戒心を持っていますね。

女性はやっぱり、女性としての特有の声もあるし優しさもあるし、体からだいたい攻撃的な感じを受けませんからね。

だから、まぁ、子供にとってみれば、お姉さん、妹、母親のお姉さん、妹、おばあさん、それから赤の他人の女の人も同じように、ある程度油断して接する事が出来るのですが、

男は、お父さんと他人と、全く同じですからね。

育メンは子供の緊張感を高める

そうするとですよ、子供にとってみたら父親に育てられるというのは非常に緊張感が高まっている状態なんです。

つまり、他人の中にいる状態なんですよ。

ですから、「保育園に迎えに行くのはお母さんがいい」とよく幼児教育者が言うのですが、これは何を言っているのかといったら、例え保育園であれ、子供にとって見れば敵方なんですよね。

そこにお母さんが迎えに来てはじめて、家族の中に取り込まれるわけです。

人見知りに関する幼児研究の結論

よくあの、人見知りするというのがですね、これも子供の作戦で、ある程度の年齢になりますとね、それまでは全く疑いを持っていなかったんだけれども、本当に自分をお母さんが面倒見てくれるだろうかという不安に駆られて、それで他人を見ると、お母さんにしがみつく。

そうすると、お母さんは可愛らしくなって、「あなたを離さないわよ」という、こういう事になるという事で、人見知りというのは他人を怖がるのではなくて、愛情を確かめている行為だというのが、最近の幼児研究の結論なんですね。

私もそう思います。

だから、それは父親にもそうするわけで、父親に子供がしがみつくというのは、まぁ、他人よりかは父親の方が知っているから、そっちにしがみついておけば、自分の身は安泰だなという計算ずくなんですね。

だから、これはですね、子供の本当にかわいそうな防衛反応なんですね。

子供は親がご飯をあげなければ終わりだし、持ち上げて床に叩きつけられる事だってあり得るんですよ。

だから、生物としての子供はですね、もの凄く慎重なんですね。

育メンを推進する厚労省のケチ臭い狙い

だから僕は、「育メン」というのは、本来はダメだと思うんですよ。

まぁ、世の中が非常時で、どうしてもお母さんも戦争に出なきゃいけないっていうんだったら、仕方ないんですけれども、子供にとってはお母さんというのは本当の味方で、それ以外の人間は、親しく毎日住んでいればそれなりに慣れてくるんですけれども、

それは慣れてくるというだけで、「どうも自分に悪さをしない人なんだなぁ」と思うだけで、お母さんと子供の付き合いのように、もう、細胞レベルで同じだというような感じを持つ他の人というのはいないんですね。

これはもう、我々でもそうで、中学生、高等学校、大学、まぁ、死ぬまでというかお母さんだけには特別な感情があり、あとはお父さんも含めて、「感謝する人」とかね「長く付き合った人」という頭脳的な認識がある。

それと人間だとやっぱり家族、他の動物でも集団的な教育もありますし、家族教育もありますんでね、動物でも。

私はこの話をちょっとしたのはですね、今の「育メン」の活動というのとか、保育所を建設する作業というのは、本当に私たちは、子供の気持ちを、幼児の気持ちを考えてやっているのか。

それとももっとつまらない、なんか女性に労働をさせて、労働人口を上げようとかですね、男が自分が稼いだものを奥さんにあげたくないから、奥さんに働けと言っているのか、そういうケチ臭いレベルであるような気もするんですね。

やっぱり、世の中の人生というものを考える時には、やはり広くですね、我々はもちろん動物的な所を持っているわけですね。

ご飯を食べたら、美味しいとか不味いと思う事だって、暑い寒いと思う事だって、全部我々は動物としての反応をしているわけですから、そういう意味では、もしかしたら厚生労働省は、ブルース効果を知らないんじゃないかと思いましたので、この話をさせて頂きました。

 
 
 

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