トランプ大統領の誕生と激変する世界情勢!中国も米国も日本も共産主義国である!武田邦彦

米中対立時代の始まり

今世界情勢が激変しておりますし、親としては子供を守るために、私たちのおじいさん、おばあさん、お父さん、お母さんのように、やっぱり日本の将来というのをよく考えなきゃいけないと思って、進めておりますが、

東西対決の時代、それからアメリカとソ連の対決の時代、それからペンス副大統領の演説から始まった米中対立の時代へと進み、激変しているわけですね。

現在多極化しているのか、グローバリゼーションとあれほど言ってきたものが後退しているのか、それによって日本は何をしなければいけないのかというところに結論を考えていかなきゃいけないわけですが、3番目は「共産主義の勝ち?」ということで、はてな印をつけましたが、これも大きいですね。

共産主義国の大虐殺とソ連の崩壊

いったん1991年でしたか、1990年と覚えておけばいいんですが、ソ連が崩壊し、中国では文化大革命を中心として、ソ連のスターリンの虐殺がだいたい2000万人から2300万人と言われておりますが、中国での虐殺では一説によると6700万人という、膨大な数も言われております。

経済的にも破綻をし、東ヨーロッパのルーマニアのチャウセスク大統領をはじめ、ドイツも東ドイツが崩壊し、共産主義という試みの失敗は、1910年に始まって1990年の80年間だけだったというふうに言われたわけです。

考えてみると私の若いころは、共産主義こそ次の時代だということで、私も大学の中ではほとんどそういう意見でしたし、とにかくソ連とか中国とか北朝鮮に移住すれば、夢のような幸福な人生が待っているというふうに言われました。

今では考えられませんが、当時そのような考えが非常に一般的であったわけですね。

理想と信じた共産主義の崩壊

岩波の「世界」という非常に左寄りの本を脇に抱えているのが文化人の証だった、という時代があるわけですね。

しかしソ連が崩壊し、中国で虐殺が進み、北朝鮮もああいう状態ということで、すっかり資本主義のほうがいいというような考えになったわけですね。

トランプ大統領の誕生と激変する世界情勢

それでグローバリゼーションも進んだわけですが、実はトランプ大統領が大統領に当選し、エスタブリッシュメントという新しい用語が、もちろんエスタブリッシュメントという用語は昔から用語としてはあるんですが、日本人がよく知っているという状態では新しい用語が流行り、

今何が進んでいるのかと言いますと、結局アメリカと中国というのはほとんど同じである、日本もどっちかと言うと同じになりつつあるということが徐々に明らかになってきているというのも、世界情勢の激変に大きな力を持っているわけですね。

アメリカの富の半分を1%が支配する異常な世界

例えば、アメリカはよく言われるんですが、アメリカという国は今ちょっと信じられない、信じられないといったら信じられないんですが、アメリカの資産という点では、実は人口のたった1%の人が、アメリカの富の半分を持っているんですね。

アメリカの人の90%、だからほとんどが、15%くらいなんですよ。

その中間が10%なんですね。

つまり、収入の多い1%、たった国民の1%の人が、アメリカの富の半分を持っているわけです。

これは自由主義か、民主主義か、平等な社会かというと、それは明らかに度が過ぎていますよね。

度が過ぎています。

世界で広がる貧富の格差

アメリカが1位なんですが、OECDの2007年の統計によると、アメリカはだいたい1%の人が持っている富が50%半分、カナダが40%、イギリスが30%、オーストラリアが25%、こういうふうにアングロサクソンの国、いずれもイギリス系ですね。

ニュージーランドが20%よりちょっと少ないくらいということで、いわゆるアメリカ系のイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、こういうところがものすごく貧富の差が大きいわけですね。

イタリアとかフランスとかそういうところは、だいたい1%の人が10%の富を持っているということになるので、これは平均より10倍大きいということで、妥当かなと思いますね。

貧富の格差が拡大する日本の実情

これに対して日本は、約6万世帯ですから、1%くらいの人たちが、65兆円、日本では富裕層というのは1億円以上の資産を持っている人と定義されているので、それでやりますと、だいたい2%の人が、国民の20%を持っているということなので、これもやはり金持ちは普通の人の10倍の資産を持っているということになるんですが、

日本はまだその途中で、98%の人がかなりの多くの資産を持っておりますので、アメリカ型になりつつあるということですね。

これに対して中国はどうかと言うと、人口が13億人くらいで、そのうちだいたい共産党員というのが7000万人くらいと言われておりますので、5%、5%の共産党員が富を割合と多く持っていると言われていますが、アメリカの状態と比べればまだ平等なんですね。

アメリカは隠れ共産主義国

そうすると、資本主義と共産主義、選挙のある自由なアメリカと、選挙のない不自由な中国とを比べますと、支配している人の数というのは、アメリカがたった1%、中国が5%ですから、表面上選挙はありますが、アメリカは共産主義みたいなものなんですよ。

共産主義をどう定義するかですけど、アメリカでは1%の人だけが自由を持って、あとの90%、99%と言ってもいいんですけど、中間がありますから、90%の人が奴隷のように働いているということなんです。

だって、90%の人の富を合計したって10%にしかならないわけですから、これはほとんどダメだということになりますよね。

米国に中国を批判する資格はあるのか?

そうしますと、中国のことを悪くいう人たちが、中国は共産党の人が富を占めているといいますが、共産党の人が富を占めていようが何だろうが、社会のひずみの大きさで言いますと、アメリカが1番大きくて、中国がその次くらいで日本がその後を継いでいる感じですね。

ですから、全部が共産主義になっちゃったと言ってもいいんですよ。

アメリカは資本型の共産主義。

つまり、お金を持っていれば王様になれる。

お金持ちが王様というわけですね。

何しろ、繰り返して言いますが、1%のお金持ちが国の富の半分を握っているというのは、それは尋常じゃありません。

日本はメディア型隠れ共産主義国

それから、日本は何かと言いますと、メディア共産主義ですね。

メディアが嘘を流して、例えば消費税を上げるとか、日本人は借金を1000兆円持っているとか嘘ばっかり、財務省とNHKと言いますか、NHKというのは本当に宣伝しなくてもいいんですから、国民側についていなきゃいけないんですが、メディア共産主義。

中国は純共産主義国

ところが中国は純共産主義なんです。

だからもうはっきりと嘘つかないと。

共産党は選挙もやりませんよ、独裁できますよ、ということですから、見掛けははっきりしていますよね。

だから資本型の共産主義、アメリカの隠れ共産主義、日本のメディア型隠れ共産主義と、純共産主義と何がいいかということになりますと、もしかしたら純共産主義がいいかもしれないですよ。

そうすると結局、18世紀の初めくらいから今まで200年間、社会の進歩、それまでの封建主義、絶対主義から変わって、いわゆる民主主義とか言われるようになってから、結局は共産主義だけが残った、つまり支配形態は全く変わらないと言ってもいいわけですね。

今後どの体制が勝つか、全くわからなくなったということであります。

 
 
 

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