組織を腐敗させる工作の手口
時々ですね、組織が上手く動かないとか、能率の悪い方法組織とかですね、こういったことが話題に出るんですけれども。
もう少し激しい言い方としては、敵の組織を腐敗させるためには。
例えば、スパイを送って敵の組織を腐敗させていくと、そういう時にどういう手段を使うかなんて言うのがですね、いろいろ言われているわけですね。
こういったものは、ほとんど内容的に同じなんですがここに一例を示します。
組織の硬直化
ある方法によるとですね、組織を腐敗させる為にまず組織を硬直化させるんですね。
自由な議論、自由な承認方式じゃなくてですね、非常に明確な命令系統を作ると、必ず上司の承認が必要なようにすると。
これはあたかも、いいように見えて実は違うわけですね。
山下奉文の金言
それは私が時々このブログでも言ってるように、この前の戦争の時のシンガポール司令長官だった、シンガポール軍の攻めた司令官だった山下奉文大将はですね。
その遺言で言ってるように、上官の言うことをはいはいと聞く軍がいいわけじゃないと、夫の事をはいはいと聞く妻が貞節だというわけじゃないと、いうふうに言ってるのと同じようにですね。
組織っていうのは、そこにいる人達の知恵を集合するわけですね。
この知恵というのは、一人一人が持っている極めて多様な情報の結果なんでですね。
それをいかに活かすかって事が重要であり、逆に明確な命令系統であるとか、ちゃんとした上司の承認というのは、非常に組織を腐らせる一つの元なわけですね。
行動せずに会議ばかり
それからもう一つは、行動せずに会議ばかりしていると言うのが最もいけないともこれもよく言われるんですね。
まず会議を優先する、何やっててもさぁ会議だって言うと、2時から会議だって言うとどんな仕事も放りだして会議に出ていく。
そこで、この前審議したやつをもう一回やりましょうということになる。
現在の国会の森友とか加計問題みたいにですね、繰り返し繰り返しちょっとしたことが出てきては、また一から全部やり直すと、言うようなことをやる。
5人以上の会議は大したことがない
しかも会議は5人以上っていうのがいけないって言われてますよね、10人っていう時もありますけど、要するに多人数で会議をしてもあまりたいしたことがない。
だから一つは厳格な命令系統とか、上司承認っていうのを求める事と。
それから会議ばっかりやってて話ばっかりしていると、それも多人数だと、言うとこれはやっぱりダメになっていくと。
さらにですね、もう一つは。
枝葉末端に注意深さを求める
今の国会なんかでよく見られるわけですが、注意深さを求めると。
字が間違ってるじゃないかってやつですね、この文章おかしいじゃないかとかですね、文章の一部を消したんじゃないかとかですね。
そう言った、枝葉末端・注意深さを求めるのはいいような気がしますが、注意深さを求めるってことはどういうことかって言うと。
やっぱり人間っていうのはですね、隅から隅まできちっとすると大きなことっていうのは分からなくなっちゃうんですよ。
昔から言うように、木を見て森を見ずってよく言ったものでですね。
木を見て森を見ないと言うことになるとですね、これはやっぱり間違うんですね。
ですから、木を見ることも重要だって事がいつも出てくるんですね。