韓国経済の実態と今後 韓国経済と日本経済の違い

韓国経済の実態

今回は「韓国は経済の教科書」というお話をさせて頂きたいと思います。

韓国経済なんですが、初心者でも非常に分かりやすい構造になっています。

だからこそ、経済を学ぶ上で、最も最適な教科書であるわけです。

韓国の経済構造は、元々、日本統治下で作られた様々なインフラの上に、日韓基本条約と請求権協定によって与えられた日本からの技術と資金の上で成り立っていました。

日本の経済体との最大の違いは、韓国の経済は、財閥の支配色が強く、10大財閥がその経済の殆ど(76.5%)を牛耳っている所にあります。

東アジア通貨危機

しかし、この構造が大きく変わる時が来ました。

それは、東アジア通貨危機です。

東アジア通貨危機により、多くの財閥は崩壊の危機に面し、全てのメガバンクは崩壊し、ウリィ銀行を除く他の銀行は、全て外資に買われるという結果になりました。

この結果、韓国は金融面で脆弱な体質が継続しており、海外の情勢がおかしくなると、必ずと言っていい程、通貨危機になる構造なんです。

この為、韓国の金融状況、ウォンは、ある意味、炭鉱のカナリア的な意味を持っているわけです。

そして、韓国の財閥は、その東アジア通貨危機を経て、生き残りました。

それは、財閥が持っていた様々な資産を清算し、儲かる部分に集中して行った、選択と集中という作業を行っていったからです。

韓国財閥の分業体制

そして、韓国の財閥は、それぞれ得意分野に合わせ、分業体制を取って行きました。

※サムスン:半導体、スマートフォン、液晶、有機EL
LG:白物家電
現代:現代自動車と現代重工業
SK:石油精製と半導体
ロッテ:サービス業
GS:石油化学
韓進:海運と大韓航空
ハンファ:工業と石油化学(現在は太陽光パネル)
斗山:重工業

ある意味、韓国の産業構造というのは、1業種1社制に近く、例えばサムスンは、半導体やスマートフォン、液晶、有機ELなどのデジタル分野。

LGは白物家電。

現代は2つに分かれ、1つは自動車、1つは造船など重工業。

SKは、石油精製と半導体。

ロッテは、サービス業。

GSは石油化学。

韓進は、破綻してしまいましたが、韓進海運という世界4位だった海運会社と、大韓航空、航空会社。

ハンファは、工業と石油化学。

現在では、太陽光パネルの最大手になっています。

韓国内でですが。

そして、斗山は重工業という具合に、それぞれ1業種1社に近い構造、河川構造によって、その財閥としての地位を維持して来たわけです。

そして、それらの財閥の日本との最大の違いは、全ての財閥にオーナーがいる構造になっています。

日本にも、三菱や住友という財閥の名前が付く会社はありますが、現在、株主は様々であり、オーナー一族は、支配しておりません。

それに対して、サムスンを筆頭に、韓国の財閥にはオーナーがいて、そのオーナーが財閥企業のあり方を決めているわけです。

この為、韓国の財閥は、物事に対する決断が速い。

これが韓国の財閥の特徴とも言えるでしょう。

儲かるとなれば、一気にその方向に舵を取れる。

この舵を取れるという所が、韓国企業の優位性でもあるわけです。

ただし、その方向性を失敗した場合、韓国企業は、一気に凋落する可能性も秘めていると言えるでしょう。

東アジア通貨危機が生んだひずみ

そして、東アジア通貨危機は、もう一つのひずみを生みだしました。

それは、大企業だけが生き延び、財閥だけが生き延び、その下請け、孫請けなどが、一気に破綻して行った。

結果、観光のGDPの70%は、財閥が支配しており、中小零細の企業の殆どが、淘汰されてしまったわけです。

このため、韓国は「財閥であらずば人にあらず」という超格差社会を生むことになったわけです。

このような構造体であるために、外から見ていると、韓国の経済というのは、非常に分析しやすく、勉強になると言えるのでしょう。

 
 
 

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