玉川徹氏の英雄視論に対する橋下徹氏の見解
橋下徹 僕は敬意は違うと思いますね
橋下徹 バッシングもよくないけれども、それは単に生きていてよかったですよねと。それでいいと思いますよ
橋下徹 いきなり今の段階で敬意とは違う
橋下徹 それからね、兵士が英雄であればと、僕はそういう考え方だけれども、玉川さんはだって、テレ朝的な考え方って、自衛隊をそんなに英雄視してる?
橋下徹 だって、自衛隊が国内で災害派遣などをやるのは、テレ朝も含めて、みんなありがとうって言う風に言うけれども、自衛隊が海外に出て、武力行使をするとか、そういう事を全然、英雄視なんかしてないじゃないですか
橋下徹 急にそれを、兵士を英雄視するんだったらって…玉川さんが、考え方がどうかわかなんないけども
橋下徹 もう一つはね、兵士とジャーナリスト、それを一緒にするのは、僕は違うと思う
橋下徹 だって、兵士は日本にはまだ海外派兵とかそういう事は認められていないから、日本には当てはまらないけれども、でも自衛隊だってそう。いざという時に、僕はだって、大阪府警に守られていた立場だから
橋下徹 いざという時に、本当に他人の為に命を落とすんだから、彼らは
橋下徹 ジャーナリストは、確かに命はかけてれるけれども、誰かの為に命を落とすという、そういう現場に直面する?
玉川徹 それは、橋本さんは、民主主義という事をそんなに大切だと思っていないという事ですよ
橋下徹 大切だけど、それはだから特別視してるじゃん、ジャーナリストを
玉川徹 僕は自衛隊員に対して、例えばサマワとかに行って帰ってくる時には、敬意を持って遇してますよ。それは否定できないでしょ?橋下さんも。おんなじ事ですよ
橋下徹 それは違う。だって、まだ安田さんは帰ってきただけじゃん、それ
橋下徹 自分の仕事のために行って、それで帰ってきて。生きてて良かったというのはあるけどね
玉川徹 そこが優しくないって僕が言ってるんですよ。つまり、海外に行って、成果があげられないジャーナリストは、敬意をもって迎えるべきではないって話でしょ
橋下徹 そしたら、ジャーナリスト以外にも、みんな敬意を払わなきゃ
玉川徹 いや、そうですよ。海外に行って、なんらかのために仕事をした人が、国内に戻って来た時には、誰も僕は敬意をもって遇しますよ、それは。警察官だあれ、自衛隊員であれ
橋下徹 僕もそれは敬意は持つけれども、玉川さんがごまかしているのは、敬意というのをもの凄い、たって英雄って言葉と一緒にしたんだから、もの凄い敬意にしてますよ
玉川徹 一緒にしてないって、さっき言ったじゃないですか。説明したでしょ
橋下徹 普通の人が頑張って帰って来た時に、敬意、敬意って。毎回じゃあ商社の人が海外に行って帰って来た時に、敬意、敬意って。もっと敬意を表せって
橋下徹 それこそ建設業の人が、海外から帰って来た時に、敬意、敬意、敬意を表せって言わないだろ
玉川徹 それは屁理屈だ
橋下徹 普通にありがとうございますとか、そういう事くらいは思うあろうけど
橋下徹 普通に生きていてよかったですね、と
橋下徹 報道の自由、国民の知る権利に応えるために、安田さんが見聞きしてきたことをね、しっかりと国民に伝えてくださいね
橋下徹 これで、充分だと思う
玉川徹 じゃあその結果が、それが十分に成果があったと判断する場合は、橋下さんは安田さんに対して、敬意を表するわけですか?
橋下徹 思いっきり表しますよ
玉川徹 じゃあ、それはお話をお伺いして…
安田純平氏がなんの成果も無かった場合
橋下徹 それは玉川さんが言うように、失敗したからバッシングというのは違うと思う。チャレンジを誰もしなくなるから
橋下徹 ただ、冷静に検証はしなければいけない。今回ね、安田さんの問題は単に捕まって、解放されてよかったですねで終わらないのは、これは僕も報道で聞いた限りですよ
橋下徹 身代金が動いたという報道もあります。だからね、デメリットの部分もあるわけですよ
橋下徹 安田さんの方に厳しい言い方になるかも分からないけれども、ご家族がお金を用意して、テロ組織とかそういう所じゃない、それもいいのかどうかは分からないけど身代金で解放できた。テロ組織にお金も動いていない
橋下徹 そういう感じでなれば、誰も批判も何もしない。よかったですねで終わるけれども
橋下徹 今回、やっぱり安田さんのこの解放にあたってね、どういうデメリットがあったのかという事は、きちんと見なければいけない
橋下徹 そこを、敬意、敬意、敬意でやってしまうと、そっちを見落とすという事は、僕は絶対に違うと思う
玉川徹 僕の意見として言わして頂くのは、国内であれ、国外であれ、何らかの社会に対して命をかけて仕事をしている人に対しては、全て敬意をもって遇するべきだと僕は思ってます
玉川徹 民主主義であれ、国の安全であれ
橋下徹 一緒、一緒。僕も玉川さんと一緒なんだけど言い方ですよ。それはさっきも言ったけど、商社の人、建設業の人、エネルギー、何から何まで日本人が海外で頑張っているわけですよ
橋下徹 その人が国内に帰ってくる度に、大統領が迎えなければいけない、首相が迎えなければいけない、国民みんなが敬意を表さなければいけない、そういう状況じゃ無いじゃないですか
橋下徹 感謝はしてますよ。バッシングはしませんよ。日本のためにありがとうございますと思ってるけれども、それと同じくらいのレベルでいいじゃないですかって事です
橋下徹 玉川さんの言い分からするとね、もの凄い特段の特別の敬意を表さなければいけないような表現になってた
橋下徹 で、僕はちょっとこれは言いたいのはね、僕のコメントの方はね、他の番組でお酒を飲みながら喋っている感じでね、誤るべきだというコメントが載っています
橋下徹 これは、税金を使ったから、謝れっていうんじゃないんですよ
橋下徹 後の話で出てくるように、身代金などが動いてデメリットがあったんだったら、誤るのが当然でしょと言った意味で、税金を使ったから謝れというつもりではないです
橋下徹 ちょっと酔っぱらっていたから、こういうような表現になっちゃったのかも分からないですけど
安田純平氏をどう出迎えたらよいのか?
橋下徹 普通に出迎えたらよいという事ですよね。生きてて良かったよねと。助かってよかったよねと
橋下徹 もちろんバッシングはダメ、今の段階で。敬意とか敬うという事でもなく、淡々と受け入れて、よかったねと、じゃあこれから検証していきましょうと。これでいいと思うんですよ