高い給料で節約を煽る偽善者の正体!貯金しても結局誰かが使っている!武田邦彦

環境問題のシンポジウム

かなり昔のことになるんですが、まあ環境問題が非常にこう沸き立った頃ってだいたい、2000年ぐらいですから今から18年前。

まぁ今から15年ぐらい前のことだと思うんですけども、大きな割合と大きなシンポジウムがあります研究会ですねありまして。

まあ会場に200人か400人ぐらいおられましたね。

それで、えっとパネラーって言ってですね司会者がいて意見を言う人を2人とか3人とか出すのは結構あるわけですね。

私とですね、その地方の大学の女性の助教授の環境守れって言ってる人がでてきました。

私は、環境についてちょっと違う考え方をしていて、国とかそういうものとは違う考え方をしてるので私が呼ばれたわけですね。

石油は無くならないしゴミの分別も必要ない

それで私はまあ、割合とほとんどものも石油もなんもなくならないから、分別なんかも意味ないから分別リサイクルする必要もないし。

まあ分別リサイクルすると余計に環境汚すし、資源も使うし、まぁ石油も1万年以上あるんだから別段そのことは関係ないんだってなことを話をしますね。

私の考えは特殊ですよ、そういう意味では特殊じゃないと思いますけど、特殊ですね。

耳障りがいい女性助教授の話

その大学の女性の助教授はですね、まあ普通の考えを言われるわけですよ。

節約するのは大切だ、石油はなくなるから節約しなきゃいけない、というふうなことを言われるんですね。

そして会場は、環境に興味のある方が多くこられてましたから、その女性の助教授の言われることはみんなうなずいてるわけですよ。

それで、私が言うことは「なんだこの先生、変なこと言って」っていう顔をされてるんですね。

私はまあ、それはそれでいいかなと思ったんだけども、その時はまあちょっと心が少し荒ぶってたんでしょうね。

私がですね、その助教授の女性の先生に「少し質問していいですか?」言ったんですよ、「いい」と私聞いたわけですね。

節約して余ったお金はどうするのか?

「先生が先ほどから聞いてると、節約・節約ってこう言われてると、まああのもし先生が給料が分かりませんが、50万貰ってるとしたら月にですね、

節約したらお金が余りますね」とこう言ったわけですよ、節約するんだから。

例えば、水道は出来るだけ消すとかですね、この前の滋賀県みたいにお風呂は家族で間あけないで入るとかね。

トイレットペーパーはダブルじゃなくて、シングルを使うとかすればですね、当然節約ですから。

ですから、お金が余りますよ、そのお金はどうされるんですかと聞いたんですね。

節約したお金でケーキを食べたら、それは節約になんないんじゃないんですかって言ったんだね。

用途の違いじゃないですかと。

トイレットペーパーにお金を使うか、ケーキを食べてお金に使うかの差ですから、同じことじゃないんですかとこう言ったんですよ。

銀行に貯金したお金は結局誰かが使っている

そしたら先生がですね「いや私はですね、節約したお金でケーキを買ったりしません」って言うんですよ。

「何されるんですか?」って聞いたら「貯金します」って言うんですよ「あ、そうですか」とこう言ったんですね。

「貯金するっていうことは、銀行かなんかに貯金するんですか?」って言ったら「そうだ」って言うんですよ。

だから私がですね「先生、銀行に貯金したお金って銀行の中にはないんですよ」って言ったんですよね。

「貸し出すんですよ」って、例えば中小企業の社長さんに貸し出しますと、だからこそ利子がつくんだと、銀行の中に入れといただけだったらマイナス金利になっちゃうけど。

社長に貸し出すから、社長がそれを使ってなにかしらの利子、利息を返して銀行に返すから先生は利子を受け取れるんじゃないですかと。

ていうことは、先生が100万円節約して100万円を銀行に預けたら、その銀行はすぐ中小企業の社長さんに貸して、そしてその社長さん使うから。

その使うものは、資源を使うから、電気とか使うから同じじゃないですかと、こう言ったんですね。

したら先生は、ちょっと黙ってたわけですよ、さらに私がですね。

貯金したお金は下ろさないのか?

「先生、その貯金っていうのはそのうち先生下ろすんじゃないんですか?」って言ったら「それは下ろします」って言うんですね。

その先生は、真面目なちゃんとした先生なんですよ、嘘はつかないんですね。

下ろしますって言うから「じゃあ、下ろしたお金使うんですか?」って言ったら「使う」って言うんですよね。

だったら、節約するって先生言われるけど、使う時期がずれるだけで、結局使っちゃうじゃないですかって言ったんですよね。

節約しても結局環境に悪いんじゃないのか?

50万の給料貰って、50万全部使うのと45万使って節約して5万円を貯金したって、貯金はなんか数か月後とか数年後に下ろして使っちゃうと。

そうするとですね、もしも節約しなければ50万円分の資源とかエネルギーを使う電気とかですね。

ところがそれを、5万円節約したら45万円先生がお使いになって、5万円は銀行から中小企業の社長に貸し出されて使われて、それをもう1回先生が下ろして使うってことになると、

結局銀行に預けたことによって、先生のお金は55万円使われることになるじゃないですかと。

まあこれが銀行の社会的役割だからそれでいいんですけど、お金を増やしていくわけですからいいんですけどね。

だから結局環境に悪いじゃないですかと、こう言ったわけですね。

そしたらね、その先生も「環境にいいためには節約するという考えが甘かった」ってことに気が付かれたわけですよ。

それで黙っちゃったんですね、会場もですね気が付いたんですよ多くの人が。

あれ?今まで環境のために節約するって言ってたけど、節約って結果的にお金が出ませんからね。

そうすると、節約してお金が余る、家に置いておけばそれはそれで同じなんですが、節約してもしなくても同じなんですけど。

銀行にでも預けたら、それはそれだけ倍に使われちゃうわけですね。

それがね、あのシンポジウムは非常にある意味で正しかったし、利権の人はいませんでしたがね、利権の人がいると変なこと言っちゃうんですけど。

利権っていうのは、小保方さんの時の理研じゃありませんよ。

あの、お金をもらえるという利権ですけど。

いなかったんで、みんなそれが分かったんですよね。

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