目次
日本のメディアは死んでいた
産経新聞出版から出ました「メディアは死んでいた」という本。
この本は、まあ北朝鮮の拉致問題の報道がどのように行われたかという本なんですけれども。
それを読まれてですね、まあ私の古い知り合いで非常に立派な方がおられるんですが。
その方が読まれてですね、武田先生本読みましたと、これはメディアが死んでいたということですが、日本人が死んでたということなんですねと、まあこう言われました。
本当にそうだなと思いまして、普段は私はですねどちらかというと。
まあ東大とかNHKとか、それからまあメディアとか、そういう強いものを批判してるんですけれども。
まあこの話を聞いてですね、私は、そういうことだけじゃダメなんだと。
北朝鮮による拉致と日本人の責任
やはり私、民主主義を信奉しておりますから、どちらかというと庶民が判断すること、我々が判断することはそんなに間違ってないと言う基本なんですけども。
あのそう言ってもですね、本当に国民側に責任があるような問題は、やっぱり国民が側の責任として考えた方がいいんではないかというふうに思うに至ったわけですね。
事実はどう進んだかって言うと、1970年代に北朝鮮が日本人を拉致し始めたわけです。
それでだいたい5人とか6人とかいう方ですね、拉致された時点で実は日本人は皆それを知っていたわけですね。
そのことは、この本に詳しくその経過が書いてあります。
それである程度事実が確定し、1980年。
まあこの年は非常に日本のそういう、日本人誠実な日本人が死んだのかどうかということに関しては、非常に重要な年号だと思うんですが。
北朝鮮の拉致を報じた産経新聞
まあ産経新聞が一面のトップにですね、アベック失踪ということで5人くらいの写真を出して、今では顔なじみというか拉致された方としてよく有名な方の写真が出て、大きく拉致を報道しました。
嘘つき朝日新聞が報じた慰安婦事件
ところがその同じ年、1980年に朝日新聞はですね、慰安婦事件を報じ始めたわけです。
つまり、産経新聞が拉致を報じ始め、朝日新聞が拉致を報じ…慰安婦事件というものを強制連行した、慰安婦事件というのを報道し始めたのがくしくも1980年。
まあ今から38年前、約40年前だったわけですね。
その後この二つの事件、産経新聞の報じた拉致問題と、それから朝日新聞の報じた慰安婦事件っていうのは結局どうだったか。
謝罪しても許されない朝日新聞の慰安婦事件の嘘
これはもう朝日新聞が、謝罪しておりますし拉致事件があったってことは今はもう疑う余地がありません。
つまり、これから主に20年から30年にかけ、30年間にかけてですね。
産経新聞は、北朝鮮の拉致という問題をずーっと報道し続けます。
ところが、朝日新聞は今度は、1988年くらいから1992年くらいにかけて、集中的に日本軍が強制連行した慰安婦事件っていうのを報道し続けます。
つまり、日本と朝鮮半島の関係で極めて重要な拉致問題については、産経新聞は報道し朝日新聞は報道しなかった。
逆に、まあ言ってみれば、今ではもうでっち上げだったということが明らかである、強制連行された慰安婦事件というのは、今度全く逆に産経新聞は報道をしないで、朝日新聞が報道した。
そうするともし、産経新聞を取ってる人と朝日新聞を取ってる人を比べますとね。
まあとにかく、20年とか30年に渡って拉致問題をずっと報道を読んでいる、毎日読んでいる産経新聞の読者と。
それから、強制連行された慰安婦をずっと読んでる読者とではですね、もう考え方が180度違うと思うんですよね、日本と朝鮮の関係で。
拉致問題ずっと聞いてた人は、ああやっぱり北朝鮮となんとか交渉しなきゃいけない、早く拉致問題を解決せんといかん、もし北朝鮮が言うこと聞かなかったら武力も使わなきゃいけないなとこういうふうに考えますよね。
一方、朝日新聞を読んだ人は、これは日本が悪いことをしたと、朝鮮に謝んないといけない、というふうに考えますよね。
だからもう本当に人の考えっていうのは、報道する新聞社の新聞・報道の仕方で全く違うんですね。
片方の産経新聞は事実だった、朝日新聞は朝日新聞社の捏造だったと、まあ今になっては分かる、分かるわけですね。
ところがこれが新聞の、この本はメディアは死んでいたですから。
北朝鮮の拉致を全く報じなかった朝日新聞・毎日新聞・読売新聞
その拉致問題は全く、この意味は拉致問題全く報道しなかった、ほとんど報道しなかったのは実は、朝日・毎日・読売というですね、主力誌が報道しなかったわけですよね。
まあ最初のころは特に、完全に無視してたわけです。
国民は拉致問題については、つんぼ桟敷に置かれてた、つんぼって言っちゃいけないのかな。
えっと、耳の不自由な状態に置かれたわけですよ。
それはもう大きな問題、それで今となって朝日新聞も毎日も読売もですね、拉致問題けしからんとか、拉致された人を返すのは日朝関係の最も重要な事だなんて言ってんですけど。
あんたがた、どういう気持ちなのって言いたくなっちゃうんですよね。
で、メディアに問題があるということなんですが、その私の知り合いの立派な方は、なんて言われたかと言ったら。
いやこれは、日本人の問題だっていうんですね。
慰安婦事件の捏造と米国によるギルティプログラム
清き昔の清き日本人だったらば、それはねやっぱり産経新聞だけが報道しようと、やっぱり事実は事実、事実じゃないものは事実じゃない。
ちゃんとそこを区別して、そしてあの拉致問題はダメだ、なんとか同胞を助けなきゃいけない。
強制連行のその慰安婦事件なんていうのは、アメリカ軍が日本に対して行ったギルティプログラム。
罪の意識を日本人に植え付けるというやつの、まあ最終版ですよね。
朝日新聞はずっとそれやってきた、だけどその先生の私の知り合いの偉い人の意味はですね、そういうことじゃないんですよね。
日本人が嘘つき朝日新聞を選んだ理由
嘘の新聞の朝日新聞を、多くの人が買って、それで産経新聞を買う人が少なかったのか、というとですね。
実は日本人自身が、拉致を認めたくなかったんだ。
日本人自身が、自分たちの同僚が同胞がですね、北朝鮮に拉致されていくのはそれほど大した事ではないってことで、もう見て見ぬふりをした。
で、慰安婦事件みたいな、日本人が悪いという方は、すごく賛成してそっちの方に考えを持って行った。
つまり皆がですね、事実を報じる産経新聞を買わずに、嘘を報じる朝日新聞を買い続けたということは、実は日本人はそれ嘘だってこと知ってたんだと。
朝日新聞の嘘も知ってて、産経新聞が本当のことを報道してるってことも知ってたんだ、ただ日本人はズルいんだと、要するにね日本人のズルさ。
あの昔の日本人が、本当に清かったかどうか別にして、ある程度筋は通っていた。
まあ筋が通っていた日本人というものがいなくなって、ちょっとしたことでも自分の得になることだったらば、もうそこは目をつぶると。
いうようなですね、そういう日本人に変わってしまったというのが、実はその方の感想なわけですね。
清い日本人からズルい日本人への変化
それで私もビビビっときましてね、確かにそれはそうだと。
こういったね、朝日新聞が売れて産経新聞が売れない。
それをね、朝日新聞がなんとなく臭いっていうことはね、なんとなく人間だから分かるんですよ。
なんか変だな、なんか嘘ついてるなとかですね。
なんかこうなんていうんですかね、人間ってそういうのってわかるんですよね、なんとなく怪しいっていうんですかね、そういう状態だったわけですよ。
それがまあよく昔で言えば腐臭がする、腐ったにおいがする、どうもあの政治家は腐ったにおいがする、腐臭がするっていうのがあるわけです。
それをその見分ける力があるにも関わらず、ダメな方向につく、ダメな方向をまあなんとかそれで持ち込むというですね。
それこそ日本人のズルさ。
清き日本人が、ズルい日本人になった。
それが、拉致問題があれほど多くの被害者を出して、今でも揉めている一つじゃないかと。
最近は私が北朝鮮に、少し味方のようなこと言うと、ものすごく拉致問題あるじゃないかって言われるんですけど。
その拉致問題があるじゃないかと、僕に迫ってくる人こそがですね、まあ言ってみれば、朝日新聞を取ってた人なんですよね、知らなかったわけじゃないんですね。
ズルをしていたというふうに私には見えます。