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集団的自衛権はとっくに行使されている
集団的自衛権という点では、現在、憲法違反だとかいう話が国会では出ていますが。
私は、もうずっと集団的自衛権を行使していたと思うんですよね。
なんせアメリカ軍が日本にいて、集団的自衛で日本を守っているわけですから。
集団的自衛権が憲法違反だという事は、まぁそういう事はあるかもしれませんが、アメリカ軍がいる限りは、駄目だという事ですね。
それが、現在のように、日本はアメリカを守らないけれども、アメリカは日本を守るという親子関係ならいいけど、集団的自衛権が。
大人と大人の付き合いだったら駄目だという話はあるかもしれませんけれども、まぁとにかく、アメリカ軍がいるわけですね。
アメリカはなぜ日本に軍隊を置いて、自分達の若者の血を流しても日本を防衛しようとしているのかというのは、ちょっと考えなければいけないわけですね。
アメリカ軍は戦わないためにいるわけではありませんから。
そうすると若者の血が流れますね、アメリカ人の若者の血がですね。
ですから、ある覚悟があるわけですね。
アメリカはなぜ日本に軍隊を置いているのか?
それはロシア、昔はソ連でしたけれども、中国の脅威からアメリカを守るのは西太平洋にある日本列島が非常に重要であると。
これがまぁ、普通に考えられますね。
あとは、アメリカの東はヨーロッパで、ここはまぁ、それほど防衛が強固じゃなくてもいいので。
国防の関心はもっぱら東の方にあると。
つまり、ソ連が仮想敵国だとしますと、ヨーロッパの自由諸国が、アメリカにとってはある意味でのバリアと言いますか、壁になるわけですね。
それに対して、日本はソ連と中国に対する壁になると。
こういう関係とは思われますね。
それからまぁ一つは、日本に原爆を落としたので、多少、日本にちゃんとしなければいけないという気持ちもあるように、僕は思います。
アメリカ人なんかと話をしていますと、そういう感じがします。
3番は、非常に特殊な考えですけどね。
まぁ、常識的に考えれば、1番、つまりアメリカにとって、日本は防衛しなければいけないと。
特に、中国、ソ連に対して防衛しなければいけないというのが一番メインの理由であると考えられますね。
まぁあの、非常に複雑ですので、なかなか正解というのが非常に難しいと思いますけれども、最初から一番だけというのではなくて、少し広く考えておいて、だんだん絞って行くというのが私のやり方でもあります。
アメリカにとって極めて重要な地域
アメリカ軍は本土は別にしまして、全世界にだいたい20万人くらいの軍隊を派遣しておりますけれども、そのうち半分の10万人太平洋におりまして。
正しく言うと、9万7000だったと思うんですけど、まぁ、変動しますから約10万ということですね。
そのうち約半分が日本と日本近海に展開しております。
全世界的にはやっぱりアメリカ軍というのは、日本とドイツに多くいるんですね。
やっぱり、第二次世界大戦の結果がまだ残っているとも言えますね。
アメリカにとって極めて重要な地域であるという事が、これからも分かります。
アメリカと日本の親子関係
それから、日米安保条約というので、ずっと日本はやって来ているんですけど、これが集団的自衛権である事は間違いありませんね。
たが、片務的であって、アメリカは日本を守るけれども、日本はアメリカを守らないという親子関係にあるわけです。
私のような、日本に誇りを持っている人間にとってみればですね、この親子関係というのには、ちょっと我慢が出来ないんですよ。
特に、白人が親で、黄色人種の我々が子供だという関係は、ちょっと納得できないんですね、僕は。
日本が大人になるためには、アメリカとの同盟関係を一回辞めて、日本独自で軍隊をもつか、あるいはアメリカとの本当の意味で、大人と大人の集団的自衛に踏み切るかという事ですね。
安倍政権が提案している集団的自衛権も、親子関係から、大人、大人ではないけれども、少し前進しているという事ですね。
集団的自衛権を憲法違反と主張する憲法学者
じゃあ、これをなぜ国会に出て来た参考人の憲法学者が憲法違反だと言うのかという事ですね。
という事は、やっぱりこう言わなければいけませんね。
片務的な集団的自衛は憲法に違反しないけれども、双務的になったら憲法に違反すると。
これはあり得ますけどね。
つまり、国土は守ってもいいけれども、外に出てはいけないという事なんで。
これはだけど、そういう風に言って貰いたいですね。
今までも、集団的自衛はあったけれども、それは憲法の範囲内の集団的な自衛だったと。
集団的自衛の範囲を今度、変えるんだと。
範囲の変化が、憲法に違反するのか、元々、集団的自衛という概念が、憲法に違反するのかという事で。
ここら辺を述べていないという事が、一流の学者でありながら、木を見て森を見ないという事が、私はそういう風に思われます。
沖縄を中国から守るには集団的自衛権は必要
まぁ、沖縄の基地の問題とか、オスプレイの問題といのはですね、このアメリカとの間の集団的自衛にどういう風に我々は考えるかという事であって。
例えば、沖縄が尖閣諸島とか石垣島を、中国の侵略から守るならば、今の所は、集団的自衛が必要なんですよね。
沖縄のアメリカ軍基地、これ、海兵隊がおりますから。
島の防衛という意味では、海兵隊がいりますね。
それからオスプレイも必要です。
オスプレイ以外の飛行力を持ったヘリコプターというのはですね、拘束距離が、ほぼ沖縄本当に限定されるんですよ。
石垣島とか尖閣諸島を守る事は出来ません。
現実的に。
中国が他国を侵略するお決まりの手口
そこで、中国が尖閣諸島を侵略しようとしているのは明々白々ですからね。
だって、中国による南シナ海の島の建設で分かるわけで。
中国は、日本が軍隊を引きましたら、尖閣諸島に絶対に島を建設してしまいますよ。
あるいは、あそこに1万人くらい住まわせるかもしれないんで。
これ、中国がよくやる手なんですね。
内モンゴルを、中国のものにするのにどういう段階を経たかというと、まず戦争が終わったら、ソ連と密約を結んで、内モンゴルに進出します。
そして、内モンゴルに進出してしばらく経ったら、シナ人ですね。
つまり、内モンゴル人ではなくて、シナ人を大量に移動させます。
その結果、元々は内モンゴルというのは、モンゴル人が多かったのに、現在ではモンゴル人が三分の一くらいになっちゃって。
残りはシナ人になっちゃってですね。
それでその国を恒久的に自分の国にすると。
つまり、侵略というのは人口も含めて計画的にやるというやり方をしているわけですね。
例えば日本ですと、例えば朝鮮を僕は占領したとは思っていませんが、占領したとしましょう。
昔ですね。
そうしたら、朝鮮に日本人を朝鮮人よりか多く派遣して。
これは派遣できますからね。
朝鮮の方が、人口がずっと少なかったんで。
派遣してですね、それでもう日本というのにしてしまうと、こういうやり方ですね。
ですから、朝鮮が日本を非難して、中国に寄っているのは、たぶん事大主義。
つまり、強い方に寄るという事だけじゃないかと私は考えております。
平和憲法を一度も守った事がないご都合主義の日本人
一方ですね、沖縄が、戦争の時に被害はまぁ、本土とそんなに変わらないんですけれども、その後、長い間、アメリカに占領され、かつ、基地の問題など様々な被害を受けているのは、確かなんで。
これについてどうするかという事は、全く別によく考えなければいけないんですが。
沖縄が日本である限りはですね、アメリカ軍の基地とオスプレイが必要な事は明らかであると思います。
私はですね、実は平和憲法を守ると言いながら、具体的な私の質問に答えれなかった社会党の党首を非難する事は出来ないんじゃないかと思うんですよね。
その社会党の党首というのは、まさに我々日本人のご都合主義の代弁者ではないかと思うんですね。
まぁ、日本人自体が、平和憲法を一回も守った事がない。
自衛隊の人は、制服着て街も歩けない。
アメリカ軍がいるのに、集団的自衛権は憲法違反だというですね、まぁ本当につまみ食い的ご都合主義というのが、これまで浸透しますとね、これまで浸透しますとね。
この基本問題で。
やっぱり今まで平和憲法を守ると言いながら、具体的な質問に答えられない、社会党の党首と、我々一般人と、殆ど同じではないかというように自省する所であります。