ウクライナ問題の仕掛け人の正体
ソ連の崩壊から、ロシアは立ち直る事が出来ているのかと。
プーチン大統領が、もう、10年くらい前になりますか、「ロシアは立ち直った」と。
「ロシアが立ち直る事が出来たのは、ロシア正教と核兵器だ」 と言っているんですね。
それは、記者会見でそう言っているんです。
その意味を、私は改めて思い出したのですが、核兵器はともかく、軍事力ですね。
ロシアという広大な国土を守るための軍事力があったから、ロシアはソ連崩壊から立ち直れたと。
もう一つは、ロシア正教だと指摘した事も、大きいと思いますね。
ご承知のように、プーチン大統領は、敬虔なロシア正教徒ですからね。
ですから、そういうロシア人の精神的な、70数年間続いた、宗教を否定した、ロシア革命のもとでも、ロシア正教の教えというものを守り通したという事なんですね。
それが、ロシアが立ち直れた、最大の理由の一つに挙げておられるわけですね。
だからこれは、ある意味で日本にもあてはまる事で。
日本は今、非常に岐路に差し掛かっておりますけれども、我々が、日本精神というものを失わなければ、立ち直る事が当然出来るわけです。
そういう意味では、かつて、ドイツ魂を取り戻そうとしたのは、これは、物議を醸す可能性もあるのですが、あのヒトラーだったんですね。
ヒトラーは、全てが『悪』のように言われておりますけれども、少なくとも、1939年のポーランド侵攻までの、ヒトラーの政策ですね。
1933年から39年までの6年間は、ノーベル平和賞にも擬せられるくらいの、善政を敷いていたんですよ。
この事は、誰も言わないんです。
言ってはいけない事ですからね。
ヒトラーは凶悪という事にせざるを得ないんですが。
だから、ドイツ魂を取り戻そうとしたわけですね。
今のドイツ魂はどうなっているのか、私は最近はドイツの事情に疎いので分かりませんが、どうもドイツ魂というものに対する関心が、少なくとも薄れているという事は言えると思います。
なぜそうなったか。
それは、ドイツだけの問題ではない。
アメリカも、アメリカの建国の精神も含めて、いわゆるポリティカルコレクトネスに蹂躙されているというわけです。
ウクライナ問題に関してですが、ドイツが援助物資としてヘルメットを贈った事で失笑を買っていると。
ドイツに関しては、よく分かりませんが、ドイツは、ウクライナのNATO加盟、あるいはEU加盟もそうなんですが、大反対していたんですね。
大反対をしていて、むしろ、現地の駐在しているドイツ大使が、ウクライナの新聞のインタビューで、そういう趣旨を、あからさまに、答えてしまったわけですね。
だから、ウクライナ政府から嫌われて、遂に転勤せざるを得なかったという状況がありましたが。
いずれにしても、今、ドイツだけではないんです。
EUは、ウクライナをEUに加盟させようなんて、考えていません。
オモテ向きになんと言おうと、彼らの本音は、お断りという事です。
ましてや、NATOもお断りです。
NATO加盟の運動をしたのは、実は、息子ブッシュなんですね。
いわゆるネオコン政権そのものの。
その時に、ブッシュ大統領の時代でしたけれども、ウクライナを、突然、NATOに加盟させたらどうかという話を、アメリカがやったわけです。
だけれども、ヨーロッパは、ドイツをはじめ、みんな反対していた。
その構図は、今も変わらないと思います。
ウクライナを差別するわけではないのですが、NATOのメンバーに対する戦争行為が、攻撃が行われた場合には、全ての加盟国に対する戦争とみなすという事ですからね。
もし今の状況で、ウクライナがNATOに入って、万が一、ロシアとウクライナとの間で戦闘になったら、アメリカも巻き込んだ、NATO対ロシアの大戦争になるわけですね。
そういう危険を、米英以外のNATO諸国が、犯すとは思えません。
プーチン大統領が、ウクライナ周辺に軍を集結させている理由なのですが、それはどういう理由なのかは、なんとも分かりません。
しかも、集結させているというのはずっと言われていますけれども。
これがその証拠だという写真もあるのですが、本当にそれが、ウクライナの国境に集結している、攻撃部隊を伴ったロシア軍なのかどうかは、検証されていないんですね。
これも、半分くらいは、フェイクニュースである可能性もあるんだろうと、私は考えております。
とにかく、プーチンがもし、なんらかの軍隊といいますか、防御を備えなければならないとすれば、ウクライナからの挑発に備えたというふうに、考えられるんではないかと思います。
それで、ウクライナに対して、ロシアを挑発しろといったのは、ウクライナじゃないんですよ。
ゼレンスキー大統領は、今のロシア侵攻説は、迷惑だと言っているくらいですからね。
誰がそういう挑発をするように、裏から圧力を掛けているのかお分かり頂けると思います。
プーチン大統領の辞任を要求した、全ロシア商工協会というのは、私はこれは、フェイクニュースだと思っております。
全ロシア商工協会なんて、あるのかどうかも私は確認をしておりませんが、そういう一種の揺さぶりですね。
これをまともに取り上げている日本の保守のネットのかたもいましたけれども、乗せられているなと、私は思いましたね。
ロシアの歴史を見てみると、そんな事は起こりません。
そういう状況だと思います。
ウクライナ問題で有名な、アメリカのビクトリア・ヌーランド国務次官は、2014年のデモで、国内対立を煽って、彼女も一緒にデモをしていたわけですからね。
アメリカの国務省の当時、ナンバー2ですね。
国務次官補であったビクトリア・ヌーランドは、ネオコンですが。
その彼女が、ウクライナで、一緒にデモをしていたんですよ。
その様子は、もうネットで、その映像が流されていますからね。
しかもその、ビクトリア・ヌーランドは、当時のアメリカ大使と電話会談をやって、次のウクライナの大統領、つまり、ヤヌコヴィッチ大統領を倒した後の暫定政権の首脳は、ヤツェニュクにしようと、話していて、その通りになっているんです。
暫定政権の首相には、ヤツェニュクが就任しているんですね。
つまり、アメリカが、もっと言えば、ビクトリア・ヌーランドが仕切っていたんですね。
だから、ヌーランドの背後には、ジョージ・ソロスがいたわけですが。
ですから、そのヌーランドが、ウクライナで、敢えて、ああいうクーデターデモをやったわけです。
私は、クーデターデモと言いますがね。
それはなぜクーデターデモかというと、民主化デモではないという意味なのですが、そのデモ隊の中に、極右勢力といいますか、ネオナチ勢力が入っていたんです。
今もいますけどね。
その人たちが、ロシア人を虐殺しているんですね。
映像にも流れていましたが、デモが流血の惨事になりましたけれども、実際にデモ隊に銃口を向けたのは、実は、このデモ隊の中に紛れ込んでいたネオナチ軍団ですよ。
同じ事が、アメリカ大統領選挙の後も、行われていましたね。
去年の1月6日のトランプ支持派による議会襲撃だと言われている事件ですね。
あれは、誰が襲撃したのかと。
反トランプ勢力が襲撃したんですね。
それがこれから、我々の目に、明らかになってきますよ。
今回は、ビクトリア・ヌーランド、当時の国務次官補が出世して。
これは、ネオコンのもとですからね。
バイデン政権のもとですから、国務省の事務方ナンバーワンに出世したわけですね。
だから、彼女が仕切っているわけです。
だから、そういう意味でも分かりますね。
2014年と同じパターンが、繰り返されているという事ですね。
ウクライナは気の毒な事に、使われている、犠牲者だと私は思っております。
ゼレンスキー大統領は、その事が分かっているわけですね。
ですから、迷惑だって、そういう言葉で言っていますが。
本当は、アメリカは、挑発するのをやめてくれ、という事ですよ。
そう読んであげないと、可哀想ですよね。
ネオコンの人は、ウクライナが大切だから、やっているわけではないですね。
ウクライナ人のモラルの高さに学ぶべきだ、なんて言っている人は、もう少し考え直してほしいというふうに思います。
だから、今回仕掛けているのは、ビクトリア・ヌーランドに代表されるネオコン。
代表されるわけでは無いですけど、ヌーランドも、使われているんだと思いますがね、ネオコン勢力だという事ですね。
ディープステートはロシアをグローバル化させ、プーチン大統領を失脚させるだけが目的ではなく、クリミア半島を含めた地政学でいうところのハートランドを支配したいと。
マッキンダーの法則といいますか、地政学の。
マッキンダー流の金言といいますか、それはいうまでもなく、皆さんもご存じでしょうけれども、このハートランド。
ハートランドというのは、ロシアとウクライナを指すと言われておりますが、ハートランドを支配する者が、ユーラシア大陸を制すると。
ユーラシア大陸を制する者が、世界を制するという金言が残っているわけですね。
その前には、東欧を支配する者が、ハートランドを制し、というのもありますが、今問題になっているのは、ハートランド。
要するに、ロシアを支配すれば、ユーラシア大陸を支配する事ができ、いずれ世界を支配出来るという事です。
だから、ロシアを支配しようと、ディープステートが狙っているというのは、そういう事ですね。
一旦これが成功したんです。
それが、ロシア革命だったんですね。
つまり、ユダヤ系の革命家が、ロシアを乗っ取りましたが。
もし、スターリンの時代にあった、クリミア半島に、ユダヤ人国家を作ればですね、彼らはハートランドを支配するのに一歩近づくという事は、言えると思います。
ディープステートが作った中国共産党と、ディープステートが狙い続けるロシア。
日本の国益にとって、日本の安全保障にとって、ロシアを正しく位置付けるという事ですね。
日本の保守系新聞が言うように、中露を一緒くたにして、警戒しろ、警戒しろというのは、これはまさに、日本の国益に反する事なんです。
ですから、日本がやる事は、これ以上、ロシアと中国が緊密にならないように、色んな手を潰して、日本にとって、ロシアとの関係を改善する事なんですね。
それによって、中国に対する抑えにもなる。
朝鮮半島は、もちろん抑えられる。
アメリカに対しても、いい意味で、牽制する事が出来る。
つまり、プーチン大統領が好きだとか、嫌いだとか、ソ連が酷かったとかいう事よりも、いまの国際情勢における日本の国益は何かと。
それを見据えて、対露関係から考える。
それが重要ではないかと思います。
そういう視点から、日露関係の改善を考え、北方領土問題にあたられたのが、実は、安倍元総理なんですね。
私は敬服しておりますが、そういう姿勢が、今こそ必要だというふうに思っております。
表向き顔を出さない存在が実質世の中を牛耳っていることは50歳過ぎるまで気づいていませんでした。ウクライナ紛争の二年前に馬淵氏の存在が気づかせてくれました。一発で。それ以来、誰よりも人生の正しい見方と正しい歩み方を教えてくださり、心より感謝申し上げます。まるで、宇宙は人類が気づいていないもので満たされていることを知った時のような突き抜けた感覚です。
私事ですが息子には慈愛の心が宿るよう「慈」の文字を頭に名前をあげました。ワクチンの副作用で亡くなった可哀想な方々とほぼ同じような状況で数年前に天国へいきました。今はその「慈」の文字を私自身が息子の分も背負って生きていこうと思っています。
世の中のとらえ方が次元を変えたものになり、いろいろ見える反面、一気につらい思いが増しました。よく見えるとはこういう事か?と一部を垣間見ている気もしていますが、一方で人の痛みもより一層感じられるようになったということでしょうか。
それから、思考の基本に直観を大事にしようと強く思うようになりました。
同じ事象をとらえるのに最も肝と位置付けるようになったのです。馬淵先生のお言葉は疑いの余地なく「腑に落ちる」のです。幸せな気分になれます。
宗教家の教えをいただいてるような感覚です。間違いなく、そういった心を感じるのです。「理解する」のでなく「感じる」ことが経験的にも圧倒的に自分を成長させられることを学んだので、素直にそう思えるのです。我が国の国民を観ていますと、そのセンスずれが社会的にかなり大きな影響を及ぼしているというか、むしろ決定的のようであります。とはいえ、より歪みのない情報法を集めて有意義に使える知恵に落とし込む必要がありそうです。
よって、これからも、日々、先生の道しるべに依り学び続けたいと願っております。出来れば少しずつ、ほかの人にも分かち合いながら進みたいと存じます。教養も乏しく、敬語も使えぬ拙文にて失礼いたしました。
最後に、矢面に立たれて「真実を伝える勇気」を実践なさっておいでの馬淵先生に敬意を表し、ご自愛をお祈り申し上げます。