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札幌ガス爆発事故の真犯人
札幌のですねスプレー缶の爆発事故がありました。
その映像がですね、まぁ、爆発事故をしょっちゅう見ている人にとってみれば、火災現場とかですね、それほどのショックは受けなかったのですが、一般の人は、火災現場だとか爆発現場というのは見ておられないので、大変にショックを受けたようで、
私も、地上波のテレビに出ていた時に、隣の方はですね、非常に驚いたと言っておられますね。
まぁ、みなさん、驚いたんでしょう。
市によって異なるスプレー缶の捨て方
ある不動産仲介会社、アパートなんかの仲介会社がですね、余った消臭スプレー缶をですね、使い切って出せと、こういつも言われているわけですね。
ちょっと昔まで、ちょっと昔というのは、去年までといった方が正しいのですが、あそこの場合は札幌市なんですけど、こういうのが市によって捨て方が違うというのはおかしいんですけどね。
穴を空けて、ガスを出してから捨てろという風に指導をしていたのが、去年から札幌市は使い切ってから出せとこういう風に言ったわけですね。
それで、こういった一連の事にはですね、事故を起こした会社の方に責任を被せるという事になってしまうのが多いので、私、ちょっと頑張っちゃったんですよ。
テレビでですね、ちょっと頑張りすぎて、反省しているのですが、頑張ったわけですね。
スプレー缶は実はガスボンベである
というのはですね、この問題の一番の基本は、実はスプレー缶というのは、ガスボンベと同じだっていう事なんですよ。
どうしてそんな変な事になっちゃったのかと言いますとね、もちろんスプレー缶といのは、ヘアスプレーとか、消臭剤とかですね、普通はスプレー缶からシューっと出るものが可燃性ガス、つまりLPガスとか都市ガスとか、そういうものと同じなんですよね。
そんなものが一緒に出てきているとは思わないわけですよ。
例えば頭を、髪の毛をシュー、シューとやって、スプレーをやっている時にですね、一緒にガスの栓を開けているわけですよ。
それと一緒なんですね。
ガスの栓を開けたら、その直後にドライヤーをつける人なんていませんよ。
だけどもそういう事になるのはなぜかというと、スプレー缶のメーカーも、消防庁も、担当の環境省も、経産省なんですが、絶対に言わないんですよ。
スプレー缶の中身がガスボンベと同じものだと。
具体的には、多いのはLPガスとか、ジメチルエーテルとかですね、かなり危険なものが入っているんですよ。
爆発限界が、だいたい2%~4%、下限がですね、そういったものが入っているわけですよ。
私なんかは、専門ですからそういった事を知っていますけれども、普通の人は絶対に知らないと思うんですよ。
それをね、こういう事故があっても更にその事をあんまり軽く、「スプレー缶の中には可燃性ガスが入っていますから気を付けましょう」くらいにしか言わないんですよ。
スプレー缶に可燃物を入れさせた環境省
ところが問題は何かと言いますとね、元々スプレー缶というのは、もちろん燃えないものしか入っていなかったわけですね。
主にフロンガスですね。
しかし、それが、オゾン層を破壊するとか、酷いときにはCO2が入っている時が入っている時があるんですが、そういったものが温暖化の原因になるとか。
地球環境を守るためと称してですね、主に環境省が頑張って、「もう可燃性ガスでいいよ」と。
「燃えたら俺たちの責任でないから」と。
環境省の縦割り行政の問題点
環境省は環境を守ればいいんであって、スプレー缶が爆発してですね、それで人がケガしたって、そんな事俺の責任じゃないよという、環境省の縦割り行政の無責任のためにですね。
結局スプレー缶というのは、他のガスを環境省が全部禁止にするものですから、結局のところ可燃性のガスになっちゃったんですよ。
そうするとそれがマズいんで、「あんまりそういう事を言うなと」「国民に教えるな」という話になってですね。
最初、釘で穴をあけて、放出させろという事になったわけですね。
これはもう、例えばガスコンロのガスをですね、「ちょっと栓を開けて、緩やかに出しておけ」っていうようなもんですから、それはきけんだったわけですよ。
事実、色んな統計があって難しいのですが、だいたい年間100件を超えるような火災事故というのが、発生しえていたわけですね。
それを、全くの知らん顔なんですよ、実に。
それから、それが非難されて、いくらなんでも、「穴をあけて可燃性ガスをチョロチョロ漏らせ」と。
「捨てる前にはそうしろ」と。
なんで、捨てる前にはそうしろとなったかと言いますとね、これも酷い話でですね。
スプレー缶爆発事故を国民のせいにする環境省
最初、可燃性ガスを入れたスプレー缶が出てきてからですね、それを捨てますわね、家庭ですから、当然。
捨てるとですね、そうするとパッカー車の中で爆発したり。
それから一番最初は、ゴミの収集場所のピットの中で火災が起きたんですね、しょっちゅう、スプレー缶による。
可燃性ガスですから。
可燃性ガスが捨てられるようになっているのがおかしいんですよ、元々。
そこで使い切って捨てろという事になったわけですよ。
だけど、使い切るっていったら、どうすんの?というわけですね。
使い切るって言ったらね、使うという事ですから。
例えば、消臭スプレーを壁に向かって噴射させてもいいんですよ、使い切っているわけですから。
それを「まとめて2本以上やってはいけない」とか、そんな事はどこにも書いていないんです。
せいぜい、「風通しのいいところ」くらいしか書いていないんですけど。
風通しのいいなんていう、曖昧な言葉で安全が守られるはずが無いんですけど、これは全部責任逃れでやったんですよ。
その結果、今度の爆発事故があったわけですね。
環境省は日本人が死んでも平気である
ですからこれはもう、本当に環境省の呆れた政策、つまり環境省はですね、地球環境を守れば、日本人が死んでもいいという、そういう基本的な考え方あるんですよ。
温暖化なんかもそうですし、他のリサイクルとかそういうのも全部そうですね。
その証拠として、福島原発事故が起こったらですね、それまで土壌の汚染というのは、土壌とか汚染されたものは基本的に1kgあたり100ベクレル以下。
100ベクレルですよ。
それが基準だったんです。
それにはちゃんと根拠があるんですよ。
別に、反原発団体が決めたんじゃなくて、国が決めたんですから。
それを8000ベクレルまで、殆ど理由を示さずに、100から8000に上げたんですよ。
これは、環境省です。
当時の環境大臣は、なんとかというややいい加減な事を言う人でしたよ。
放射線で汚染された土を畑に使おうとする環境省
今度はその土はですね、今福島に袋に入って置いてあるんですけど、それを畑に使うっていうんですよ。
これは環境省が決めたんです。
なぜかって言いますと、環境省はですね、放射線で汚れた、放射性物質で汚れた土が減ればいいんで、それを畑に撒いたら、そこの野菜がもちろん放射性物質で汚れている。
それを「子供が食べてもいい」っていうんですよ。
癌になるかどうかは、それは厚生省の担当だから、環境省には関係がない。
いやね、それでね、もう一つこれには背景があるんですね。
不動産を扱う会社にある噂
一般的に、不動産を扱う会社、これは噂ですよ、噂、あくまでも。
不動産を扱う会社は、不動産の賃貸の人が変わる時に、家の中を消臭するのに、2万いくら取って、消臭作業をやるんですね。
その消臭作業は、ややいい加減にやるので、スプレー缶が余ると。
昔から、そう言われているんですよ。
スプレー缶は何本と決まっていてですね、それで使うとですね、だいたい余っちゃうんですよ。
それが溜まったのを処理したのが、今度の事故かもしれないんですよ。
そういう心が、テレビのコメンテーターとか、テレビ局にあるんですよ。
しかし、それは言えないんですよ。
なんで言えないかというと、本当にそうかどうかが分からないから。
でも、心の中にそういうのがあるんで、映像操作とか、発言にはそれが出てくるんですね。
ですが、私はですね、その時頑張ったのは、問題はもちろん不正があれば、不正は追及しなければいけませんよ。
ですが、不正があったかどうかは分かりません、全然。
スプレー缶が抱える3つの問題点
不正を追及するよりか、国民の命を守る発言をする方が重要だと私は思ったんですね。
ですから、心の中に、ちょっとそういう事があって、みなさんが発言を控えている。
もしくは、スポンサーがスプレー缶に関係していたりして、いいにくい。
しかし、この際、札幌の爆発事故があったこの際に、第一に一番大切なのは、
「スプレー缶はガスボンベである」
同じなんだという事が、はっきり、日本社会に行き渡らなければいけないし、なぜ、日常的に火の周りで使うようなガススプレー缶に、可燃物が入っているのかという問題がもう一つ。
さらに3番目に、「使い切って捨てろ」といったって、使い切る時はガスを放出しなければいけないわけで。
使い切ったら安全だというわけではなくて、使っている途中だって、爆発するわけです。
だから、そういうそのお役人の責任逃れを全面に出して。
まぁ、バカな庶民は…
バカな庶民はというのは私が言うのではなくて、官僚とかそういうのが思っている、どうせバカな庶民はそこまで分かんないから、使い切ってって言えば、「あなた使い切って無かったから、火災で火傷した人を非難すればいいじゃないか」と、こうなるんですね。
本当に、今の日本は、このままじゃね、やっぱり僕は立ち上がれないと思うんですよ。
一つ一つに誠実で、愚直に生きるという事がやっぱり、社会を発展させ、日本を発展させるんだと私は固く信じているんですね。
ですから、今回もですね、こんな大きな事故が起きて、40人くらいがケガされたにも関わらず、「使い切らなかった事が悪かったんだ」なんていうですね、全く非科学的な事でケリをつけてはダメだと、私はそう思いますね。