人類が直面した社会の大衆化と感動の無い社会!AI時代を超えた先の未来!植民地支配の光と影!武田邦彦

ヨーロッパの植民地支配の光と影

時代というものは、いろいろなものを生み出すわけですね。

ヨーロッパの植民地支配、王族の贅沢な暮らしというものは、ヨーロッパの近代の絵画とかそれから音楽それに小説というもを生み出したことはまぁ間違いないわけで。

作品自体は非常に素晴らしいんですが、その背景となる社会的な動きっていうのは必ずしも褒められたもんではなかったわけですね。

しかし、18世紀イギリスで起きた産業革命はですね。

やがて、ジェームスワットの蒸気機関の原理の発見、冷水機…復水器の発見って言ったほうがいいんですが。

それに続いた、トレヴィシックの高圧蒸気機関の誕生ですね、これ1803年ですけれども。

それからですね、やっぱりこれは社会が大きな富を得るようになったものですから。

それまで、王侯貴族だけだった贅沢がですね、次第に19世紀にですね庶民に広がっていくわけですね。

19世紀の後半にもなりますと、電磁気学とかそれから自動車の走りそういうものが、次々と現れてもう爆発寸前まできて。

なぜ戦争はヨーロッパで起こったのか?

そして20世紀が明けますね、そういう目で見れば20世紀の戦争というものはですね、ある意味で爆発的に起きた人間の力がですね、第一次第二次の世界大戦を呼んだとも言えないわけではないわけですね。

特にあの、第一次世界大戦は私がいつも言ってるんですけども、世界大戦と呼ぶべきものではなくて。

第一次ヨーロッパ戦争というふうに言うべきものだとあるわけですが。

なぜヨーロッパに大戦が起こったかって言ったら、例えばなぜアフリカで戦争が起こらないでヨーロッパで起こったかって言ったら。

ヨーロッパに文化が進んでですね、科学技術も進み豊かになったから大きな戦争が起こったと、っていうふうに言えるわけですね、非常に皮肉なものであります。

シャネルやイヴサンローラン誕生の意味

今日この話題にするものはですね、ちょっとそれとは違う女性の進出ですね。

イヴサンローランとマックスファクターと書いたんですが、シャネルの方がよかったかもしれませんね。

シャネルとかイヴサンローランと、イヴサンローランていうのはクリスチャンディオールの後継者なんですけども。

クリスチャンディオールにしても、イヴサンローランにしても、もちろんシャネル…いやまぁちょっと古いバッグなんかを対象としたエルメスとかそれからディオール…ディオールじゃなくて、鞄関係ですね。

まぁこういったものについてですが、素晴らしいデザインといわゆるブランド品いいていうのが出てきたのはいつ頃かっていいますと。

一番最初の走がシャネルでしょうかね。

帽子だとかそういったもので出てきた、女性の素晴らしい才能のある人で。

貧困な家庭から出て、そのほど訓練を受けてなかったわけですが、彼女自身の非常に素晴らしい才能と。

それから、それを迎え入れる社会の変化ですね。

女性の、そのころ社会進出とまではいきませんでしたけども。

女性の、ヨーロッパの女性が力を付けてきたということにのってるわけですね。

滅びた学問と大衆の反逆

それから、次から次からそういうものが出てくるわけで、これはやっぱり1920年くらいにはですねマックスウェーバー、社会学者のマックスウェーバーが、学問は滅びたと言い、オルテガがですね「大衆の反逆」という本を書くという時代ですが。

戦争を経て、ロシアに革命が起こり非常に大きな力がですね、溜まってきたヨーロッパのに溜まってきた時代なわけですね。

メイクの始まり

その頃ちょうど、マックスファクターがアメリカに登場いたしました。

現在ではマックスファクターもですね、クリスチャンディオールとかそういうものと同じように、ブランドの名前っていうのは、その化粧会社の名前っていうな感じなんですが。

もちろんこれも個人の名前ですね。

それで、彼が初めてメイクといものを始めました。

それまではすね、お化粧というものは頬を赤くするとか白くするとか、そういうような部分的にですね口紅を付けるとかそういうもんだったんですけど。

彼はメイク、メイクアップつまり、顔自体を作ってしまうということを女優相手に最初に始めたわけですね。

それで、彼の手記なんか読みますと。

最初の頃は女優の顔を作り上げるといことは、どういうことかということを、随分と試行錯誤しながらやってますね。

それである時点になると、メイクがずっとだんだん技術が上がってきて考え方も変わってくると、女優の顔がガラッと変わる瞬間があると、こう書いてあるんですね。

それがまぁメイクなんだと。

美人よりも輝く女優

女優がイキイキとした輝きを出してくるっていうんですね。

私あのスタジオ、テレビのスタジオなんかいきますとね、女子アナと女優と比べますと、だいたい美人度は女子アナのほうが高いんですが、

輝いているのは女優が輝いてるんですね。

こういった、人間の奥にある輝きを出してくるっていうのがマックスファクターのメイクだったわけですね、今ではメイクって当たり前のように使っておりますから。

これの筋ではですね、私が日本の現在のトップのメイクアップのですね、長谷川清美さんから教えてもらったものは。

結婚式で娘さん、今から妻になる娘さんをお化粧していると、お化粧が非常に上手くいきメイクが非常に上手くいく、お嫁さんの心とマッチすると。

お化粧している間に、お嫁さんが娘から妻に変わっていくというその瞬間があるんだと言っておりましたけど、まさにマックスファクターの記述と非常に類似してるなというふうに思いました。

人間が持つ光と影

この時代そういうのができたのは、やっぱり時代が次々と新しくなりまぁ人間の力が爆発してきた、だから戦争もあったんでしょうね。

この人間っていうもんは悲しいもんで、素晴らしいことがあればそのエネルギーが、あれエネルギーが戦争にも向かうわけですね。

まぁ、素晴らしい軍服の設計ができたり、軍服が終わるとアル…アニ…アルマーニのようにですね、まぁモノセックスの暗い黒いしゃれた服が出てくるというそういうような時代にもなるわけです。

あのこの時代はまだですね、今とは違う金ではないが大儲けした金持ちがですね、こういった創造的な芸術家を囲って、パトロンとして働かすのやって活動してもらうという、

まぁ昔の王侯貴族に代わって、まぁ大金持ちのビジネスマンがですねまぁ資本家がそれをやるという時代にもなってきました。

画一的になったデザイン

しかし最近はですね、もうブランド品っていうのは実はほとんどみんな同じになって、それでかつてのクリスチャンディオールとかイヴサンローランとかですね、まぁシャネルとか。

まぁそういった、まぁ歴史上の輝かしいデザイナーはですね、まぁ滅亡しかかってるっていうと怒られるんですが。

まぁ例えば、コンピューターのAIによる自動デザインとかですね、そういうのが非常に進んできて。

ビルなんかでも、非常に画一的なビルのデザインになり、服装も画一的になりですね。

椅子から食器からですね、デザインっていうのは非常に画一的になってきたということが言えるわけですね。

ブランドの多様化と大衆化

それから、マックスファクターが始めたメイクもですね。

ものすごい数の、化粧品メーカーとそのメイクの技術の進歩によって、どんどんどんどん基準化され高度化されて、今ではですね両方ともすでにつまらないと言ったらちょっとあの言いすぎなんですが。

つまらないまぁ、大量生産・大量デザイン生産の中にうずもれてしまっているわけですね。

まぁ、その中には例えば1着10万円以上で売るということを、もうモットーにする婦人服もあれば。

1着1万円以下のブランド品を売るということに精力を注ぐブランドもでてきて、まぁブランド自体の多様化とですね大衆化ですね。

人類が直面する社会の大衆化と感動の無い社会

まぁあの1920年に始まった、いわゆる社会の大衆化というものをですね、それから100年後の2020年になってまぁ先進国ではほとんど全てが大衆化し、

ビジネス化し、パトロンもいなくなり、感動のない社会に変わってきつつある。

それは、洋服のデザインでも靴のデザインでも女性のメイクでもですね。

さらにはクラシック音楽でもジャズでもですね、絵画でもあらゆる面、小説でもですね。

あらゆる面に全て大衆化したことによって、潰れた人間の想像力・人間の力というものを見ることができます。

AI時代を超えた先の未来

これがさらに、AI時代を超えてですねさらに次の時代になった時に、今までの素晴らしい音楽・素晴らしい絵画・素晴らしい人の心を夢中にさせる小説。

そしてこういったデザインだとか、メイクアップ。

そういったものが全てがですね、全ての大衆化によって一旦消された後、新しく生まれてくるものは一体何かと、いうことが興味ありますね。

まぁ最近私、日本の都市とかそう見てもですね、昔のものには見応えのある遺跡とか建造物っていくらでもあるんですけど。

最近作ったものはみんな、芸術性のない創造性のない物だと、まぁいうふうに感じるわけですが。

これは大衆化の1つの結果であろうと思います。

 
 
 

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