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米国は北朝鮮の核を放棄させられるのか?
今日は少し政治的な問題ですね。
国際問題というか、中国の崩壊というのもなかなか深い意味がありますし、またアメリカの民主主義からの離脱というかですね、これも注目しなければいけないのですが、今日は北朝鮮の核問題であります。
アメリカが北朝鮮の核を廃棄させようとしているのかと。
米朝会談というのがですね、割合と近いうちに行われるというふう言われておりまして、そこでアメリカが北朝鮮の核を放棄させられるのかと、いうような論点からニュースが流れておりますし。
またロシアがですね、北朝鮮に対して核を放棄すれば原発を供与すると。
これは、1960年くらいに1回あった話なんですが、それで実際上もですね北朝鮮にその当時ソ連が核、原発を供与しまして、それで核爆弾を作ったと考えられるんですがそう言ったことがありました。
日本はですね、アメリカが北朝鮮の核を廃棄させようとしてるというふうに、強い先入観で固まっておりますが。
それは日本人が得をする考えじゃないのでしょうかと思うんですね。
米国は北朝鮮の核保有を容認している
北朝鮮に核があるという事は、アメリカにとってどういう意味があるかというとですね。
現実的に、現在北朝鮮のICBMは大陸間弾道弾はですね、高い精度でアメリカの都市を核攻撃するだけの精度はありません。
現在そして開発を中止しております。
それから北朝鮮の核施設は、私が考えたところではですね、2年くらい前の核実験で、全体が崩壊をしまして核実験の失敗ですね、それによって山が崩壊してですね多くの技術者がそこで犠牲になったと私は推定しているわけです。
それが、米朝会談に結びついてるというのが、観測なんですが。
私はですね、どちらかというとアメリカは北朝鮮の核はあった方がいいと考えている。
北朝鮮は現実的に既に核保有国である
つまり核っていうのはですね、現実に使える状態であるかどうかという事ではなくて、核実験とミサイルがある程度成功したらですね、それは核保有国ということになるわけですね。
核保有国がどのくらいの核の攻撃能力を持っているかというのはですね。
もしかすると、アメリカの国防軍もしくは国務省、CIAあたりは掴んでいるかもしれませんが。
もし北朝鮮がですね、現実的には現在核を使えない状態にあるということがもし分かっていてもですね、私は北朝鮮が今核を使える状態に実績になってないと思うんですけれども。
それを掴んでいても、それは公表しないでしょうね。
核保有した北朝鮮が本当に怖いのは米国ではなく中国
つまり実質的に現在北朝鮮が、核を持っていなくてもアメリカが核を持っているという事を前提に北朝鮮との交渉にもなるし、トランプ大統領も金委員長もですね決してそのことには触れず、あたかも北朝鮮が核武装をしているという事を前提に話し合いをすると、
タヌキとキツネの化かしあいのような事をやるのではないのかと思うんですね。
何故かと言いますと、日本にとって北朝鮮の核があると言う事はですね、やっぱり日本には核が撃ち込めます。
中間的な飛距離を持つ弾道ミサイルの精度はまあまあなので、危険なんですね。
ところがアメリカは、6千キロ以上離れておりますからグアム島やるくらいの、しかし命中しないと思いますが、アメリカ本土に打ち込むだけの力はない。
ということはアメリカにとってはですね、現在北朝鮮が一応核保有国であると言う事がですね、意味することはですねやっぱり中国の抑えになるわけですね。
北朝鮮はですね核を持たなかったら、アメリカが怖かったんじゃないって私は思うんですね、中国が怖い。
中国は周辺諸国を平気で侵略する国
中国という国はですね、様子を見てると分かりますが周りの国を取るんですよ。
中国だけがアジア人を攻撃するんですね。
ほとんどインドも、インドとパキスタンの紛争って難しいんですが、インドも日本も大国ですね、トルコ。
そういうところはですね、アジアの大国あとインドネシア、そういうところはですね外の国を取ろうとしないんですよ、周りの国を、争うとしたら白人なんですね。
力が付けチベット・ウイグルの侵略を開始した中国
ところが中国だけは、中華思想とか言ってるんですがアジア人の親分ではないんですよ、アジア人の中の問題児なんですね。
ですから、力がついてくるとチベットを取りウイグルを取り、チベットはチベット人ですね、ウイグルはどちらかというとトルコ人系。
それから内モンゴルを取り、これモンゴル系、満州を取りこれは女真族ですね。
それから1950年頃に朝鮮に打って出て挑戦戦争を起こし、さらに1978年にベトナムに行ってベトナムと中国の戦争を起こして、これは中国が負け。
現在また南シナ海に行って島を補強しているわけですね、あそこも領土みたいなもんですよ。
日本の尖閣諸島と沖縄侵略を狙う中国
さらに、尖閣諸島・沖縄と狙ってるわけですね。
したがって北朝鮮にとってみれば、北朝鮮って言うのはですね類似の民族が満州の民族で、中国とちょっと違うんですね。
韓国はまた別の民族に近いんですね。
ですから、そういう点から言ってもですね北朝鮮は中国が怖い。
それで核武装した、しかしそういうわけにはいかないからアメリカを狙って核武装をしたという。
アメリカもそれが分かってて、自分のところに飛んでくるはずがない、国防の専門家はですよ大統領とか。
しかし、それを口実に中国を封じ込める事が出来ると考えていると思うのが、もっとも標準的ではないかと思うんですね。
米国が狙う中国の弱体化
ですから、特に現在はアメリカと中国の間が険悪な状態で、アメリカが本格的になって中国をやっつけようとしているわけですね。
表面上は中国の国際的な違反ですね、そういうものを問題にしてそこから突破口を開き、中国を封じ込めて中国の力を弱くしようと考えているわけですね。
これに対して、アジアの大国である日本とかインドはですね、やっぱり中国という国が非常にヤクザものの国なので、インドも日本も中国を抑え込みにかからなきゃいけないんですね。
だからこれは、インド・マレーシア・インドネシア・フィリピン・日本って言うところはですね、その中国封じ込め作戦に賛成ですね。
中国共産党が一気に崩壊する可能性
それからヨーロッパは最近になってどうも力が弱くなってきて反アメリカにしててもあまり上手くないと言う事で、イギリス・フランス・ドイツやや中国から引いているという状態ですね。
ロシアという国はですね、あれはGDPではすごく小さな国なんですよ。
GDPでは小さい国、つまり経済力とかそういうのは小さい国なんですが、なんたってアメリカに対抗する事が出来る程度の核武装していますから、そういう意味での大国、軍事大国はロシアなんですね。
中国を警戒しつつ、皆で抑え込みをかかり、もしかすると中国共産党が一気に崩壊するという可能性もあるというような状態で今進んでいるわけです。
したがって、アメリカは北朝鮮の核があるという事になっていた方がいいという事ですね、私は思います。
テレビや新聞報道では見えない米朝関係
ところが日本のニュースを見ていますと、きれい事で経済情勢を話す評論家しかいませんから、日本の利害だを考えて放送しているので、役に立たないという感じなんですよね。
極端に言えば日本のテレビのニュースは見ない方がいいんですよ、4大新聞の記事とか見ますとね、どうしても人間は目に入った情報で左右されますから。
アメリカは北朝鮮の核を廃棄させようとしている、日本にとっても北朝鮮は拉致問題の何かがあって憎い、冗談じゃないと、そんな感じになるんですが。
しかし、アメリカは北朝鮮と議論する時には交渉する時には、アメリカの理解が第一だと。
当たり前ですね。
ですから、そういう点ではですね、アメリカは北朝鮮の核を廃棄させようとしていないと、そういう素振りを見せつつ中国を牽制しているといふうに思います。
私は北朝鮮のですね、首席というか一番トップですね、金委員長ですが。
なかなか中国に行かなかった、飛行機が嫌いだとか言って汽車で行くという事を言っていましたが、核を持ってからは急激に接近しているんですよ。
核持ってから、金委員長は盛んに中国に行っています。
これはどうしてかと言うよ、核の無い状態で中国と交渉すると親分子分の関係になってしまうんですけど、核を持っていればある程度対等な立場での外交交渉が出来るから、そういう道を辿っているというふうに言えます。
それから、中国が核実験もやらない、ミサイルも飛ばさないっていうのはですね、国際協定を結んでるという事もありますが、現実的にその力を失っていると考える事も出来ると思います。