二階幹事長が大阪ダブル選を批判
藤井さんに二階幹事長、大阪ダブル選を批判について話を聞きます。
自民党二階幹事長、日本維新の会代表松井大阪府知事が、知事と大阪市長のダブル選挙に乗り出す事について、いささか思い上がってるのではないか。
次の選挙も当選できるからという自信でそんな事をするのは適当ではないと批判しました。
松井知事は、4月の統一地方選挙で、吉村市長と入れ替わりで出馬する大阪ダブル選を目指しています。
つまり、松井知事は大阪市長選に出馬、吉村市長は府知事選に出馬しようとしているんですけれども、これちょと藤井さんね、このクロスで出ると言うとロシアがね、首相と大統領が入れ替わったなんてのがありましたけれども、これは何の意図があるのか?
この時期に敢えて大阪ダブル選挙をやる狙い

これはちょっと意味が分からないですよね。
だから、これを最初聞いた時、多くの人が何をふざけているんやと。
何の党利党略やねんと。
いう感じを受ける人が僕の周りも凄く多かったんですよね。
まず、なんでこんな事をしているのかちょっと意味が分からないですよね。
これを説明するとですね、本当に説明するとめっちゃ長いんですけど、できるだけ簡単に説明しますとね、これはまずそのまま出直し選挙をやると11月までしか彼らは首長の仕事が出来ないんですよ。
これは、地方自治法っていうんですかね、決まっているんですよ。
所が入れ替えるというか別の候補者、市長選だと入れ替われたら別の候補者じゃないですか。
それで勝ったら、そっから四年間首長が出来るんですよ。
四年間確保したいんですよね。
だったら、他の候補者でもええやないかと。
入れ替える必要もなんもないですよ。
でも、他に弾がないと。
弾がないから、じゃあ入れ替えたら丁度、法律の規定上四年間出来るからという事なんですね。

法律の規定上でこういう事をやっているんですね。
大阪ダブル選はパーティー気分?

そうそう、そうです。
だから、じゃあなんで今辞任するねんと。
11月でええやんかと。
というか、11月やったら、別に普通に出直して、肩を張ったらええのに、今なんでやんねんと。
だから、無理やり今やりたいんですよ。
だから11月ですから、あと半年じゃないですか。
なんでそんな今無理やりやんねんと言うと、これは統一地方道議選があるじゃないですか。
市議会選、府議会選、これと市長選、知事選をぶつけたら、盛り上がるだろうと。
だから、ダブル選だと。
パーティーか?
盛り上げたいんか?
みたいな。
いや分からないですよ、分からないですけど、色々とね、色んな人の意見を聞いてもね、盛り上がるからという以外の理由がね、見当たらないんですよ。

今だと勝てそうだからというのもあるんですよね?

そう、それもあるんですよ。
しかもね、万博この間終わったし、ちょっと勢いがあるうちに。
いやいやいや、今やったら盛り上がるからか?
みたいな。
大阪ダブル選挙は交換スワップ選挙

万博が決まってね、やると決まって。

時間経っているのでちょっとなんかそんな事もあったなぐらいな空気になっていますけど、とにかく4つ一緒にやったら盛り上がるから。
盛り上がると、支持率も高くなるし、基本的に政治にあまりご関心のない有権者は、なんとな~く大阪維新の会を、「大阪」維新の会だから、なんとなく支持していると。
なんか都構想というなんかよう分からへんし。

大阪都構想なんですよね、今回はね。

そうそう、そうそう。
大阪都構想を信任する為とかいうんですけど、それすらもう知らない人がいっぱいいるわけですよ。
基本的に、大阪維新の会は、なんか一般の人は好きなので、なんか盛り上がると、投票率が高くなると、維新って書いちゃう人が多いし、なんか選挙にとって有利になると。
だからこう、選挙を有利に進めるために、クロス選で市長は知事に、知事は市長に。
すなわち市長は今までの市政というものを継続するというのを一旦投げ出して、府知事は自分の知事の中で、今までやってきた仕事がいっぱいあるんですけど、それを投げ出して、別々に出てスワップして。
だから、スワッピングですよね。

交換。

交換スワップ選挙と呼べるわけですけれども。
だから、なんで投げ出して、というか市政を投げ出すんですよ。
大阪維新の会に舐められた大阪府民と大阪市民

でもそれ、投げ出すという反感が大きくなるという点、

大阪府民も、大阪市民も、めっちゃ好きな人はいると思いますよ。
松井さんの事、吉村さんの事とか、維新さんの事とか。
でも、まぁまぁの人もいっぱいいるわけで。
その人は、「えっ、投げ出すの?」
私たちの行政投げ出して、なんで投げ出すのって、盛り上がるから?
みたいな感じでね、反感をね、持つ人は、僕が聞いた範囲では、反感を持つ人もいます。
全員が持つとは言わないですけど。
だからね、これはもう日本の地方自治史の中で、極めて異例の盛り上げの為の投げ出しスワッピング。

そこまでだから、大阪都構想というのをまだやりたいんだという事なんですね。

そうなんですよ。
都構想なるものは、大阪市民の自治を停止して、大阪市を廃止して、分割するという話なんですけど。
だから、なんでそんなんしたいねんというと、これは生理学的にいうと、大阪都構想というものを実現する事が、大阪維新の会の生存の為に必要だからという事ですから。
なんかね、なんか凄い舐められているなと、市民と府民が。
それを思い上がっているんちゃうかと二階先生は怒っていらっしゃるという事でしょうね。