目次
- 1 大阪維新の会が放送関係者各位に送った申立書
- 2 藤井聡のTV出演を大阪維新の会が妨害した方法
- 3 大阪都構想を正しく伝える事が放送法4条違反?
- 4 大阪維新の会 BPO申し立ての問題点
- 5 通信の秘密をばらす大阪維新の会の憲法違反
- 6 大阪都構想を分かりやすくアドバイスしただけ
- 7 正しく公約を説明すると嘘をついている人たちは損をする
- 8 正しい政策が伝わらなければ府民は正しく判断できない
- 9 大阪維新の会による放送法4条を使った言論弾圧
- 10 大阪維新の会による無理筋なBPO申し立て
- 11 長谷川豊からの誹謗中傷と名誉棄損
- 12 BPOを使った藤井聡に対する言論弾圧
- 13 バカ呼ばわりしておいてTV出演を求める長谷川豊
- 14 大阪維新の会による恐るべき言論弾圧がまかり通る時代の到来
- 15 大阪維新の会が行う全体主義的な言論弾圧
- 16 橋下徹の嘘と言論弾圧はさすがに肯定できない
- 17 大阪都構想に関する明らかデマと大衆扇動
- 18 二階俊博 橋下徹は嘘つきである
- 19 明らかになってきた橋下徹という人間の本性
- 20 詐欺がバレても嘘をつき続ける橋下維新
- 21 ナチス ゲッペルス「我々の最大の敵は真実である」
- 22 真実がバレると詐欺師は損をする
- 23 大阪維新の会の全体主義的な言論弾圧体質
- 24 大阪維新の会による大衆蔑視
- 25 大阪維新の会がまき散らすブラックデモクラシー
- 26 橋下維新の言論弾圧と嘘は許さない
大阪維新の会が放送関係者各位に送った申立書
今日はですね、緊急特番といたしまして「嘘と言論弾圧は許さない」こういう題名で京都大学大学院教授の藤井聡教授においで頂きまして、ちょっと今大阪というかですね、関西で起こっているこの現実と、そして分析。
そして我々もこれは言論に関わる人間としてですね、非常に問題にしなければいけない。
政治とか影響力とか大衆扇動とかいう中で、理不尽な事が進められてはいけないというそういう思いで、今日は藤井さんにおいで頂きましてですね、ちょっとお願いして今何が起こっているか、色々な事をご説明頂きたいという事で、まずちょっとその事件の。

事実関係。
まずですね、事のきっかけと言いますかこちらの文章でありまして。
この文章は、大阪維新の会さんが10月16日に放送局、報道関係者各位に送った文章なんですね。
中に何ページかの文章があるんですが、この文章何かって言うと。
我々大阪維新の会はBPOに、ある藤井が出ている番組がこれが放送法4条法違反じゃないかと、申し立てたという事を報告する文章なんですね。
送られた文章というのはこちらでして、申し立て書で。
これ維新の会さんがBPOにいろいろと書かれているんですけど、その放送の内容という放送の編集に関して放送法4条違反があったんじゃないかという事が書かれているんですね。
具体的にはこちらのちょっと長い文章なんで、ちょっと簡単にまとめますと。
これはBPOに対して維新の会がとある番組について、とあるメールを入手したという事が書かれています。
とあるメールというのがこれですね、
これは私が出したと言われるメールでこれをとある筋から、傍受なのか入手なのか極秘に入手したメールだと。

これ私信ですね。

私信です。
これは私信なので、例えば最後にですね僕の電話番号とかEメールのアドレスを黒塗りしてあるというは、
ここは隠してあるから隠さなきゃいけないなと思ったみたいで、あとはこれ晒してもいいと思っているという事が明確に。

そこが最初からおかしいですね。
藤井聡のTV出演を大阪維新の会が妨害した方法

このメールによると、どうやら彼らの解釈これあくまでも彼らの解釈なんですけど。
藤井氏が特定の候補者や特定の政治団体を利すること、または特定の候補者特定の政治団体不利にすることを目的としてテレビ番組を利用しようとする意図を有している事であると。
だから藤井をレギュラーに起用し続けることは、放送法4条に抵触するというロジックが書かれているわけですね。
これを通して申し立てましたという事を新聞各社に出して、それを自分のホームページにこの私の私信も含めて全部公表しているという事実がございます。
これがいろいろ新聞何かに報道されて、Yahoo!の一時期はトップニュースに全国トップになっていたというところで。
これを時を同じくして、この番組申し立てられた番組並び放送局が私が二つのレギュラー番組出演しているんですが、この二つのレギュラー番組について選挙が近いということも勘案し、
選挙が終わるまでの当面の出演を見合わせると、当面の出演を見合わせるという事を公表したと。
このBPO申し立ては直接は関係ないという事で、私は今その番組レギュラーで今出ていないという状況にあるというのが事実関係であります。
大阪都構想を正しく伝える事が放送法4条違反?

私もずっと40年テレビやってきたから分かりますけど、その滅茶苦茶なこと言っているっていう、ちょっビックリするのは。
例えば、藤井さんがコメンテーターとしてあるいはいろんな形があったとしても、皆さんも思い出して分かるように自民党政権とかあるいは民主党政権とかいろんな政権を批判したりするのが出てくると、
これは特定の政党を利するのか特定の自民党ですよね、不利にさせるのかって言うこれ当たり前の事で出てくる人物がコメントですから、批判的になったり賛成したり当たり前なんですね。
だからそれを意図を有してるかどうかはなんていうのは分からないわけですよ。
これ例えば、私から言えば藤井さんは学者としてもきちっと習っているわけで、その問題として大阪都構想、これは二つ意見が分かれているじゃないですか、賛成の人と。
その一方の意見を代表して述べたわけですよね。

そうなんです。
放送法というのは、まず番組と放送全体についての公平性ですから。
特定の出演者が意図を持っている、それが意図が中立でなかったらそれだけで放送法4条違反だって、これもう無茶苦茶な話です。

無茶苦茶ですよ。

何が無茶苦茶だって言うと、例えば街角インタビューで。
「いやぁ、最近の内閣はどうだろう」なんて言うだけで、そのおじさんが出れない事ですから。

もう一つ言うと放送で言うと藤井さんが例えば批判するこれ大阪維新ですか、これを批判するとしたら放送局がやるべき事は、もう一つ賛成の人たちを出せばいいんですよ。

例えばあるいは仮に僕が、偏ったことを言ってたらそうですし、実際このご覧の方のビデオ撮ってる方少ないと思いますけど、ネットに流れるとこれすぐに分かるんですけど。
無茶苦茶、公正中立な番組なんですよ。

なるほど。
大阪維新の会 BPO申し立ての問題点

これ誰が見ても全く偏向がない番組。
誰かこれちょっと上手い事して出してくれないかなと思うんですけども。
どう考えてもこれ全く公正中立にしか解説してないというのが1個なんですね。
これ問題は、このBPO申し立て、どういうところが問題だっていうのをいくつか書いてみたんですけど。
いくつか論点があるんですが、一つはですねこのまずどうやって入手したんだという、

これは泥棒ですよ。

これ法律違反はなかったのかという話なんですよ。
あるいは、仮にそれを不問に伏すとしてもですね、私信の公表っていうのはこれいいのかと。

よくないですね。

プライバシー権の侵害、通信の秘密、憲法21条違反になっていないのかと。

なりますそれは。

これしかも、ほぼほぼ、これ更に私信が実際だったとしても、番組の放送に抵触しているか言うと、
意図があるという事を言っているだけで意図を持っているだけで放送に抵触したと当然言えないし。
私信が実際ならテレビに出てはいけないかって言うと、意図があってもきちんと言ってる内容が適正であれば全く問題ない。

そうですよ。
特に私信の中でざっくばらんにいう事とかその当たり前の事を。

当然です、当然ながら僕にだって政治的意見があって、特定の政党の事を非難することも当然あるわけですけれども。
テレビの前ではしないけども。

それは放送を考えているからって事ですよ。
通信の秘密をばらす大阪維新の会の憲法違反

だから私信というものを僕は晒さないです。
何故ならば非難しているので。
それを晒しているという時点で、だから通信の秘密の憲法違反だという事でこうなる。

全くその通りです、人権侵害ですから。
大阪都構想を分かりやすくアドバイスしただけ

さらにこれ、意図を有してるとしても仮に僕が意図を有しているとしても放送法違反にはならないと思いますが。
しかも、意図を有してると言うところも誤った断定で。
私自身がやったことは、このメールでどういう事が書かれているかと言うとこういう事なんです。
これ私信で解説されているアドバイスは、私が書いたと言われているメールのアドバイスですけど。
最初、維新が副首都とIRで国際エンターテイメント都市をやると、これもう一個都構想を言っていると。
自民党のリニアと近畿メガリージョンを言ってて、大阪会議をやるとも言っていると。
これはっきり言って羅列されていて意味が分からないんですね。
こっちの都構想をやって副首都を実現して都市を作るって言う話だったら分かるんです。
ところが、近畿メガリージョンを作る時、大阪会議は関係ないです、ほとんど関係ないです。
大阪会議と近畿メガリージョンとが、無関係になっているんですね。
都構想の役割も分からないし、大阪会議とメガリージョンの関係も分からないし、メガリージョンをどう作るかも分からないので、
こんなもの出したって視聴者が短い時間の中で公約の事をきちんと分かることが出来ないと、こんなので理解できないじゃないかと。
ということでアドバイスはこういうふうに書いてあるんです。
ここの副首都とIRで国際エンターテイメント都市っていうのは最初の案と一緒なんですが、ここを作るのに都構想と且つ親切な事に大阪維新の会で実現するとまで言ってるんですよ。

彼らも言ってるじゃないですか。

言ってるんです、これを分かりやすくこれで作るんだと。

極めて公正な表現ですよ。

自民党の方は、近畿メガリージョン作る時に与党の力と地域間連携で実現すると言ってるんですよ、自民党。
大阪会議について、近畿メガリージョンについて言っていないのでこういうふうに書いたらどうだと、僕がアドバイスしたらこのアドバイスを編集の方がどう観覧するかは別で、
実際のところテレビ局が決めて付けているだけですから、最終な検収権は全部テレビ局にあるんです。
結局僕がやろうしているのは、正しく公約を説明するというだけなんですよ。

そうですよ。
正しく公約を説明すると嘘をついている人たちは損をする

ただ、正しく公約を説明すると嘘をついてる人たちは損をするんですよ。
正しい事を言っている人は、結果的に適正な情報が伝わると。
嘘をついている人はですね、例えば都構想と大阪会議をやたらと対比したがるわけですよ。
ところが都構想って言うのは、彼らによると副首都を作るためのものだって、大阪会議って言ったら府と市の間の揉め事を調整するっていうぐらいの話ですから。

それも組織でしょう、これね。

そう、比べるものじゃないんですよ。
にも関わらず、比べると当然機能が大阪会議の方が小さいですから、こんな大きいものとこんな小さいものを比べたらこんなのしょぼいに決まってるわけですよ。
そのしょぼく見えるという事を意図してかどうか分からないですけど、常に維新の側は都構想と大阪会議を並び立てて大阪会議をしょぼいしょぼいと言い続けているわけです。
ところが並び立てると言こと自体がデマなんですよ、そんなもの。
実際はここの並び立てるべきものは、与党の力、地域間連携というものと、この都構想と大阪維新の会というものを並び立てて何を作るかという事を説明するのが適切であってですね。

極めて公平にやっていますね、これ。

デマではなくて適正に私の学者としての見識の、学者の良心の下こうやった方がいいと。