【福島原発 汚染水処理】武田邦彦 足立康史先生のご指摘にお答えします。ロンドン条約が船の上からだけという嘘の蔓延!

足立康史先生からのご指摘

先日ですね、虎ノ門ニュースで、原発汚染水について、ちょっと解説をしたわけですね。

虎ノ門ニュースは多くの方に見て頂いて、全部を入れますと、合計100万を突破するというような感じなんで。

そこで、私の発言に疑問があるという事がですね。

これは維新の党でしょうかね。

大阪の、足立康史先生と呼ぶんでしょうけど。

この方は、大変に私も高く評価している方で、しっかりしたお考えをお持ちの政治家だという風に認識しておりますので、足立先生が御疑問に思ったような事があればですね、早めに、私の話をしておきたいという風に思います。

もし、足立先生をご存知の方がおられたらですね、ちょっと紹介しておいて頂きたいと思います。

それから、私のブログの読者の方にもですね、反論がありました。

これはたぶんですね、色んな所のテレビがこれをやっておりまして、主に、私に言わせれば間違った解説が流れておりまして、それに基づく誤解だろうと思うんですね。

やはり相変わらずですね、足立先生がお話になってる相手の方でしょうか。

「武田はいつもいい加減な事を言う」というレッテル貼り

「武田教授というのは、いつもいい加減な事を言う」

と、こういうレッテル貼りですね。

このレッテル貼りは、あんまり日本の為になりませんね。

レッテルを貼らずに、一つ一つの事の何が間違っているかという事を、きちっとお話になった方がいいと。

これは、足立先生が言っているんじゃなくて。

足立先生と対談された方かなんかが、例によって、「武田はなんだ」というような事を言っておりまして。

実はテレビでもですね、一部私のコメントをですね、「あいつは何も分かっていない」というですね、そういうコメントがありました。

福島原発の汚染水処理とロンドン条約の関係性

実はですね、今度、福島原発の汚染水ですね。

これの解説は、別に行いますけれども、これについてですね、私の基本的な考えは、ロンドン条約と言いますかね、別に国際条約を出してこなくてもいいんですが。

例えばロンドン条約のですね、海洋投棄。

海洋投棄に関するロンドン条約というのは、1950年代にあって、それから1990年代に。

更に進んだものがあるという風に。

廃棄物とか危険物とか、そういうものの海洋投棄についてですね、かなり突っ込んで会議したものの一つであります。

もちろん、ロンドン条約のような包括的なもの以外にですね、色々なものがあるんですが。

私は、虎ノ門ではロンドン条約の事をちょっと解説して、皆さんにお話したんですが。

足立先生は、ロンドン条約はですね、放射線の投棄については話していないんだと。

船から廃棄物を投棄する事を言っているんだという事なので。

と言っておられたので、ちょっとこの原子力機構かなんかですね、正式なですね、機関が発表している放射線投棄に関するロンドン条約との関係を、そのまま概要をお話いたします。

これは、非常に重要ですね。

1975年8月末に、15カ国による海洋投棄規制条約が発効した。atomica

これは1975年ですか。

これは、低レベル放射性廃棄物の海洋処分等について、ロンドン条約において締約国の特別な許可を得ることにより実施が認められる条約である。 わが国は、1980年11月14日に正式加盟し、海洋処分を計画した。

しかしながら、関係国の懸念を無視した強行実施や地球環境の問題に鑑み、海洋投棄の実施は極めて困難であり現実的には行われていないことから、わが国では今後、海洋投棄は選択肢としないとの原子力委員会の決定が1993年11月2日になされた。

このような内外の情勢の中、第16回ロンドン条約締約国協議会議において、放射性廃棄物の海洋投棄の禁止等が1993年11月12日に正式に採択された。

なお、わが国でも1955年より1968年までの間、日本放射性同位元素協会が放射性同位元素の分配作業で発生した極く微量の放射性廃棄物を日本周辺の海域に投棄していた。atomica

これは、足立先生が、私が基本的に間違っているという話だったので。

それはご見解ですから、それは構わないんですけど。

私が言ったロンドン条約というのは、これを指していますという事を、一応ここでお話をしたという事と、一般的に今度、海洋投棄について、みんなが「海洋投棄したい、したい」って思っているわけですよ。

それから足立先生は、独自に議員としてご判断になっていると思うんですが、私が大阪の松井さん、

出典:産経ニュース

を少し批判した事について、ちょっと敏感になっておられるようですが。

もちろん、維新の党という党を組んでおられるんだから、しょうがないですけれども、私はやっぱり党とかそういう前にですね、議員さんとか、私のような科学者とか、学者とかいうのはですね、個人の立場でしっかりと議論をするというのが国民の為になると考えております。

福島原発の汚染水処理に関する2つの論点

それでですね、私の論点は2つあるんですね。

1つは、放射性廃棄物の海洋投棄については、非常に歴史的にですね、各国から日本も含めて、疑念を持って見られているという事なんですよ。

要するに、「いいよ、いいよ」と国際社会が言っているんじゃなくて。

昔は、ビキニ環礁とかそういう所で大規模な原爆実験なんかがありましたから、海洋はかなり放射性物質で汚れておりましたからね。

そういう関係もあって、いいよという話もあったんですよ。

ところが、だんだん、だんだん、まぁ、海洋はやっぱり汚しちゃマズいじゃないかという事と。

もう一つは、やっぱり海洋というのは、全世界の共通財産ですよね。

水で繋がっておりますから。

ですから、その共通財産を一つの国が汚すという事はどうなのかという議論も、進んできたわけですね。

これは、国際的な進歩だと私は思っております。

ですからですね、まずは足立先生にちょっと、私の見解で、足立先生が自分の言われたことを修正されたりなんかする必要はありませんが、私の見解は、一応ロンドン条約というものを、基本にしてやろうと。

しかし、「廃棄したい」という人達がいてですね。

海に捨てたたいと、福島の。

放射性物質を。

それで、ロンドン条約は、船の上から捨てる時だけだっていうのが、そういうデマといいますかね、嘘が蔓延しているんですよ。

実は、新聞記者にも私はそういう質問を受けまして。

「武田先生、それは違いますよ」と。

「ロンドン条約というのは、船からの海洋投棄だけですよ」

というんですけど。

まぁ、そういう意味はあるんですね。

海への投棄というのは、船からの投棄とか、それから、川のですね、浚渫した川とかそういう土砂の問題とか、そういう特定の問題というのは存在するんですね。

その特定の問題を、私は問題にしようとしたんじゃなくて。

全体として世界は、海洋に汚いもの、毒性のもの、もしくは放射性物質みたいなものを投棄しないような方向で議論されて来ているという事を言ったんですね。

それをまた、細かく法律でやりますとね。

これで私が読んだのは、バックエンド対策という、放射性廃棄物の処理、処分というとこで。

タイトルは、「わが国の海洋投棄中止に至る経緯」というものを使って、さっきお話をしたわけですね。

したがって、まず我々は、日本国として、海洋にですね、少ない多いは別にして。

これはちょっと2段ありますからね。

危険か危険じゃないかという。

汚染水処理の海洋投棄が危険か危険じゃないかの前に

松井さんが言われたのは、「危険じゃない場合に限り」と言っておられたので、それを受けて私がですね、実は一つはですね、危険か、危険じゃないかの前に、出来れば海洋投棄はしない方がいいというのが、国際的な約束で。

日本も批准して、ちゃんとしようとしているという事を、まず言ったわけですね。

それは、法律論議になる前にですね、まずいいか悪いかとなる前にですね、我々は日本として、国際的に、放射性物質なら放射性物質、まぁ毒物もそうなんですが、どういう態度で今まで臨んできて、どういう方向で信頼性を得て来たか、という文脈でした。

私の虎ノ門ニュースを、もう一度聞いて頂ければですね、終始一貫、日本という素晴らしい国の評判を守るためには、どうしたらいいかという基本路線で、お話をしているという事を、納得されて…

そこだけは、私が言った、その趣旨ですから。

この前も私の文脈を無視して、なんか言葉尻を取られましたけど、足立先生であればですね、言葉尻を取られるという事はないと思うんで、一つお願いします。

ちょっと長くなったので、これを第1として、第2というのをやります。

 
 
 

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