武田邦彦 世界で最も歴史が長い日本の皇室の重みが凄い!2000年続く皇室を日本人が誇っていい理由!

世界で最も歴史が長い日本の皇室の重み

今日は皇室問題というのをちょっと取り上げたわけですが、この前、オランダ皇室の行事に、日本の皇太子殿下、妃殿下が行かれました。

画像出典:news.livedoor.com

その時に、式典の時にですね、日本の皇太子殿下が最前列に立っておられたを見てですね、アナウンサーが「皇太子殿下は一番前なんですね」という風に言われました。

それに対して、私が、「実は、日本の皇室というのは世界で一番古いんです」とこう言ったわけですね。

皇室みたいなものはですね、伝統で価値が決まりますから、昨日皇室になったって、それまでは普通の人だったっていうと、あんまり重みが無いんですね。

「お父さんの時代から皇室だった」と言っても、あんまり重みが無いわけですね。

ところが、「今から200年前からずっと王様です」と言うと、「おぉ、なるほど、伝統の王家だな」とこういう風になるわけですね。

そういう点で言えば、世界で王室が長いと言ってもですね、だいたいまぁ、300年~500年くらいというのが普通なんですね。

これに対して、日本の皇室は、まぁ皇室反対の人は1500年くらいと言いますし、皇室を尊重する人は、2000年くらいと言うんですけど、まぁおおよそ2000年と言っていいでしょうね。

名古屋には熱田神宮というのがありまして、

画像出典:熱田神宮-御朱印

これが確か、紀元13年に建立されたと言われておりまして。

これはまぁ、日本武尊ですけど。

画像出典:戦国武将列伝

そういう意味で、2000年祭というのが行われておりますが、ちょっとオーバーかなと。

だけれども、これは各国ともそうなんですね。

まぁあの、歴史の古い所になりますと分からないので、200年生きたとか、300年生きたと書いてあるのが普通で、そこら辺は、まぁそんなに厳密に目くじらを立てるようなものではないわけです。

日本の皇室だけが2000年も続いた理由

この日本が、約2000年皇室が続いたという事は、非常に大事な事であるのがですね、なぜかと言いますと、平和国家で無ければ、皇室は続かないんですよ。

その一番近い例がロシア皇帝ですね。

画像出典:AFPBB News

ロシア皇帝は、ロシア革命の時にですね、20世紀の最初にありましたロシア革命の時に、皇帝も奥さんも、お子さんもですね、可愛い女の子が何人かおられたんですが、全部殺されました。

ていうのは、その国がひっくり返りますからね。

ひっくり返るという事は、一番上の人をひっくり返さないと駄目なもんですから殺します。

これはもちろん、フランスのルイ王家、マリーアントワネットとか、

画像出典:ウィキペディア

ルイ18世とかが、

画像出典:kh16549.blog.fc2.com

ギロチンで露に消えたというのは有名な話ですが、どんなところでもそうですね。

中国では、漢・唐・宋・元・明・清というまぁ王室が次々と変わるわけですが、そのたび毎に、殺されたり、逃亡してどっかに行ってしまったりしていたわけですね。

そうしますとなぜ日本だけが、天皇というのが2000年変わらなかったのかというとですね、基本的には、2000年間、日本は平和だったという事なんですね。

それを皇太子殿下という人が、オランダの皇室の列に並んでいる事によって、

画像出典:Yahoo!ブログ – Yahoo! JAPAN

それが自動的に画像で分かると、こういう事なんですね。

日本は、小競り合いはあったという事なんですね。

天皇家の下の家臣が、小競り合いをしたというのはあってもですね、皇室自身、つまり日本自身は、一回も戦争が無かったと。

国家同士の戦争が無かったと。

こういう事を示している世界でも非常に稀な国家ですね。

アメリカによって滅ぼされたハワイ王室

島国だから、そうだっていうわけには行かないわけです。

ハワイの王国は、日本が尖閣諸島を領有した3年後に、アメリカによって、ハワイ王室は滅ぼされておりますし、フィリピンもスペインに取られ、アメリカに占領されております。

このようにですね、島国であるからといって、ずっと平和であるという事はない。

日本が島国であった事はもちろん効果はあったんですけど、それでも、一国が2000年も続いて、そこの一番上の王様と言いますか、皇帝と言ってもいい。

それが変わらなかった、天皇が変わらなかったという事は、本当にある意味では日本の誇るべき平和主義というものを言っているわけですね。

皇室によって奴隷制が無かった日本

それからもう一つ、どの社会にも階級があるんですよ。

例えばまぁ、これは士農工商という日本の階級とはちょっと違うんですね。

もうこの、職業とそんなのと繋がっているんじゃなくて、身分そのものがあるんですね。

その極端なのが、平民と奴隷、貴族、といったこういった区分ですね。

これは、職業とはちょっと関係が無いんです。

身分ですからね。

日本の士農工商というのは、これは職業分類ですから、職業分類をして、職業分類に1番、2番、3番、4番というのを付けたという事で、身分ではないんです。

だから、百姓の子供が武士になれば、武士階級に入っちゃうという、そういうまぁ、本当の身分制度ではないわけですね。

奴隷ももちろんいないわけです。

それから、戦争をするという目的は、通常は奴隷を確保するという事で、戦争があるわけですが、日本では戦争によって奴隷が発生したという事もありません。

徳川家康が豊臣家を滅ぼしたら、大阪の人が全部奴隷となって、東京に連れて行かれるという事もありません。

これはやっぱり、天皇陛下がいたからですね。

皇室がいたので、皇室という身分が一つ。

それから、皇室以外の国民という身分が一つ。

2つしか無かったわけですね。

従ってまぁ、いくら努力しても、例えば豊臣秀吉がいくら偉くなっても、太閤にはなれるんですけども、関白とか太閤にはなれるんですが、その天皇自身にはなれないという、そういう一つの区切りがありまして。

それによって、日本人はですね、豊臣秀吉もまぁ、偉いっちゃ偉いけど、元々百姓のせがれだよ、とか。

そういう事の中におりました。

これが歴史ですね。

そうしますとですね、これからの日本社会は、皇室が不要かもしれません。

というのはですね、もう奴隷も無ければ、階級制も無いのかもしれません。

しかし、今でも天下りなんて言葉がありますからね。

ですから、ちょっと怪しいかなと思うんですね。

そういう点では、天皇家を、もしいて頂ければですね、それによって、日本人が全員平等であるという社会を続けられるかもしれません。

もう日本人は、平等は絶対大丈夫だって言うんだったらいいんですけど、私はちょっと不安ですね。

やはり、なにか身分制度的なものを、人間はまだ要求しているような気がします。

日本は皇室の2000年の重みを捨てるのか

もう一つの、天皇制に関する問題は、2000年の歴史の重みを捨てるのかという事ですね。

これは、2000年の歴史を捨ててしまえば、もう元には戻りません。

で、我々はですね、2000年の日本の歴史の重みを捨てるだけの、判断材料とか議論があるのかというとですね、ちょっと皇室問題については、議論を避けるというのが、日本人の感覚ですし。

そういう点から言ってですね、ちょっとやっぱりこれも、まだ時期尚早かなと。

少なくとも、議論はした方がいいのかなと思います。

私もここで、皇太子殿下の事をテレビでコメントした時ですね、周りにいる人は、「あぁ、そうか」という風に、ちょっと驚いていましたね。

という事は、日本の皇室が、他の世界の皇室とどういう関係にあるかという事を、殆どの日本人が知らないという事もあるわけですね。

理想を語る共産主義が大量殺戮した歴史

これは、皇室の問題と、共産主義の問題と、非常に近いんですけれども。

共産主義というのは、全くまともな考えなんですね。

働いている人が、みんなで富を分かち合いましょうと。

人間は、元々不平等じゃないんだから、という事だから、いい制度なんですけれども、結局は、もの凄く失敗しましたね。

もの凄く、大量に人を殺しました。

ソ連でもそうですし、中国でもそうでした。

共産主義になると、なぜか分からないけれども、人が殺されるんですね。

それも大量に殺されます、政府によってですね。

それから、宗教が認められないという点もあって、これも問題ですね。

画像出典:YENİ.MOBİ

それから、私、共産主義の国に何個か行きましたけど、みんな共産党員が、もの凄く威張っていますよ。

もう、普通の人は、びくびくしまして。

「共産党員が来ますから」というと、もうみんな、びくびくびく、としているんですね。

これは、共産党員というのはエリートで、その人たちが何かを言えば、他の人達が、たちまち監獄に入れられるという事なんでしょうから、全く平等な社会とは言えませんね。

これは、共産主義の考え方自身はよかったんですが、人間には欠陥があるわけですよ。

本人がズルしたいとか、他人をイジメたいとか。

そういった事がありますので、一国の制度というのは、人間の欠陥を飲み込んだ制度でなくてはいけないという事ですね。

天皇陛下が防ぐ国家の転覆

人間は意地悪であるとか、そういう事があるという事を、最初から認めてですね、そして制度を考えなければいけない。

そういう点から言えば、皇室というのもやっぱりそうで、どうしても人間は、身分制度を作りたがるとかですね。

最後の重しがないと、国家転覆とか、そういったものが起こると。

そういったものに対して、まぁ、日本人は、「天皇家」というものを、発明したんじゃないかと思うんですね。

いつ頃発明したのか、3世紀とか4世紀くらいにですね、なかなか天皇家というものはいいものだと。

この天皇家というものを、我々の象徴に据えておけば、日本は、全体としては団結できるし、平和だし、身分制度もなく、出来ないのでいいじゃないかと。

天皇に、きちっとした生活さえして貰えばいい、という事で、天皇陛下は毎朝、ちゃんと日本の国民の為に神様にお祈りをしてくれるという、まぁそういう、まさに日本統合の象徴としてですね、いて頂くという事も、非常に重要ではないかと、私は思うんですね。

私たちの精神力、私たちの理性というものが、今、皇室がなくてもやっていけるかという事について、私は非常に疑問に感じております。

週刊誌なんかを見ますと、なにか皇室の中の特定の個人の問題をですね、

画像出典:論壇net

表面に出して、そして、もし我々が特定の個人の性質とか、行動によってですね、皇室というもの、長い2000年の歴史の皇室というものを忘れてしまうという事になると、本当に木を見て森を見ずというか、全体に対する視点が失われているという風に考えられます。

 
 
 
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