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韓国大破滅入門
本日はですね、韓国のお話をさせて頂きたいと思います。
お話の前に、少し宣伝をさせてください。
新刊が発売になります。
『韓国大破滅入門』
韓国がこれからどうなるのかという事について、徹底的に解説した一冊になっております。
韓国と米国の関係を過去最悪にする文正仁
日韓関係が悪い、そんな中で、日韓関係だけではなくて、米韓関係も、過去最悪の状況に、なりそうになっています。
それについてですね、今日は2人の文という事で、文在寅政権を支える2人の文さんと、韓米同盟、破滅に向けて動き出した韓国の政界について、お話をさせて頂きたいと思っております。
文在寅政権を支える、重要閣僚の中に、文正仁(ムン・ジョンイン)さんという方がいらっしゃいます。
この方は、統一・外交・安全保障の特別補佐官にあたる人。
延世(ヨンセ)大学という韓国の大学の名誉特任教授でもある方なんです。
この方が、現在、精華台で、大きな力を持ち、文在寅に様々なアドバイスをしているとされています。
韓国が抱える戦時統制権問題
その方がですね、ついに先日、GSOMIA(ジーソミア)破棄によって、米韓関係が悪化していく中で、このように言いました。
開城(ケソン)工業団地など、南北経済協力に支障が出ていることについて「開城工業団地に物資やバスが向かっていくというと、全て国連軍司令部に事前申告しなければならない事になっている」
「もし韓国国民がこれを知ったら、国連軍慰霊部は撤収せよと言うだろう」と答えたわけです。
実は、韓国においては、文在寅政権の3代前の廬武鉉(ノ・ムヒョン)政権から、「戦時統制権問題」というものが生じておりました。
朝鮮戦争の、停戦当事国は、アメリカを中心とした国連軍と、北朝鮮と、中国人民軍義衛軍という構造になっており、ここに韓国は入っておりません。
朝鮮半島の安全保障は、現在もアメリカを中心とした国連軍と、北朝鮮との間で結ばれた停戦協定が前提になっているわけです。
その上で、アメリカ軍は、韓国軍との間で同盟関係を結んでおり、
アメリカ軍が、韓国軍を指揮する形で、安全保障が成立している。
これを、米韓軍事同盟と、米韓合同指令部と言います。
現在、米韓合同指令部の司令官はアメリカです。
そして、副司令官は韓国という構造になっています。
この為に、戦争が起きた時、朝鮮半島で有事が起きた時の指揮権は、あくまでもアメリカにあります。
これを韓国は、韓国側に返して欲しいと、ずっと述べて来たわけです。
国連軍司令部の権限を巡って対立
そして今回、文在寅政権になって、アメリカ側にこれを強く求め、アメリカはこれを承認しました。
これから、米韓合同軍は、韓国軍司令官がトップになり、アメリカ軍の司令官が、ナンバー2になるという事になったわけです。
しかし、これに対して、大きな問題が起きました。
先日の、合同軍事訓練において、韓国軍が指揮をしようとした所、この米韓合同軍は、あくまでも国連軍の指揮下にある。
国連軍はアメリカなので、アメリカの指揮権において、この軍事訓練をすると、アメリカが一方的に通告したわけです。
戦時統制権返還を目論んでいた文政権にとっては、面白くなかった事態でしょう。
現実問題として、現在は国連軍の司令部というのは、横田基地にありますので、横田が韓国軍を指揮する構造になっているんです。
文正仁 「国連軍司令部は撤収せよ」
これに対して出た発言が、「国連軍司令部は撤収せよ」
という言葉であり、これは米韓同盟の破綻。
在韓米軍の撤退を意味する言葉でもあるわけです。
文正仁の韓国核保有発言
更に、この文正仁(ムン・ジョンイン)さんは、タス通信の取材に対して、
「韓国側が核兵器を保有している場合、アメリカとの同盟の必要性はなくなるだろう。韓国はそのような兵器を持たないため(韓国で)米国の大きな影響が残されている」
「米国側が韓国と日本にそのような武器を製造する事を許可するならば、その地域での(米国の)影響は著しく弱まるだろう」
と、述べました。
更に言えば、「韓国側では、韓国軍が新たに核兵器開発をしようとした場合、6ヶ月以内に、韓国の技術だけで作る事が出来るだろう」
という事も報じられており、韓国の独自核保有についても述べ始めました。
北朝鮮との一体化による韓国の核保有
また、北朝鮮の核保有を認める発言をしているため、北朝鮮と韓国が一体化した場合、北朝鮮の核を、韓国軍が持つ事が出来るという論調も広がっています。
その前提において、日本は韓国とこれから、どのように付き合っていいのか。
自国の安全保障について、深く考えなければいけない時期が、やってきたのかもしれません。