馬渕睦夫 右翼と左翼で争っている場合ではない!日本人が戦うべき真の敵の正体!国難を乗り切る方法!

共通項が実は多い日本人とロシア人

馬渕睦夫馬渕睦夫

それで北方領土問題も含めて、我々がロシアをどう見るかっていう事なんですけども。

実はロシア人と日本人というのは共通項が多いんですね。

その一つは先ほど、プーチンの話をした時にロシア正教の話をしましたが。

ロシア正教ってこれはキリスト教の一派ですね、東方正教と呼ばれてるんですが、ロシア正教の教えは性善説なんですね。

だから一般のカソリックとかプロテスタントの教えは現在説ですね、人間は生まれながらにして罪を背負ってるという、パウロという人が唱えた現在説に基づいてるんですが。

ところがロシア正教は、正教というのは人間は善きものとして神様に作られたということ、そういう教義なんですね、その点はまさに日本とも似てるわけですね。

元々その人間は素晴らしいと、素晴らしい魂を持った存在であるというのが日本の伝統的な発想ですから。

それとロシア正教の人間観とは共通項があるんですね。

それからもう一つ境に、日本の土着力という話をしましたけれども。

ロシアの母なる大地も、これまた土着力があるんですね。

ロシアに来た、例えば昔のスウェーデン王とか、その後ドイツから皇帝が来たりしましたけども、皆さんロシアに土着化したわけですね。

ロシアの大地というのは、そういう外来のものを土着化する傾向があるわけですね。

典型的な私自身が経験した例から言いますと、ロシア人というはあまり外国に行きたがらないんです。

何故かって言うと、外国に行ったらロシア人足ることが出来ないって言うですね、彼らはそういうわけですね。

あのソ連のような厳しい体制の下でも、ロシアの大地に留まることによって自分はロシア人としてのアイデンティティを守ることが出来るんだと、簡単に言えばそういう事だったんですが。

その傾向があるわけなんですね。

これもその土着力と言いますか、我々も日本人として日本という日本列島に住むことによって、その日本人であるということが非常に強く、実はあまち強く感じないんですが、

結局日本にいる日本列島に居ることによって、我々が現在の生活をやることが出来るといことだと思うんですけどね。

そういう似たところがあるんです。

だから、深くロシア人は極めて精神性の高い国民なんですね。

だからそこは日本人も似てるわけですね。

だからなぜ、ドフトエフスキーが日本人に人気があるかって言うと。

一つはドフトエフスキー人間観というものに、日本の読者が共感したからだと思うんですが。

とにかく我々が、多くの日本人がロシア文学に憧れたように、憧れた理由はやはり精神性が高いと言う事ですね。

日本人も精神性が高いわけですね、そういう事でロシア人と日本人は似たところがあるわけです。

それからもう一つ、ちょっと話長くなりますけどね。

集団的なんですロシア人もね、個人主義というのはロシア人には馴染まない。

日本人もそうですね、集団的ですよねどっちかって言うと。

個人じゃなくて、日本は共同体というものを大切にしますけども、ロシアもそうなんです、そういうところは似てるわけですね。

集団性は、プーチン大統領のいろいろ書いたものを読んでも、ロシア人の性向としては集団的な傾向が強いと書いてあるわけですね。

もう一つだけ言いますと、黒と白はっきりさせないと、これも日本もそうですね。

自分が正義だと、お前は間違ってるって徹底的に詰めない、ロシア人もそうなんです。

だからその辺も似てるわけですがね。

これは本来のロシア人の性格なんですね、だから元に戻りますとね。

そういうロシア人の性格なり、生き様というものがロシア革命以降、ソ連共産主義の下で抑圧されていたわけです。

しかしプーチンが言ったように、唯物論のね抑圧も下で生き延びることが出来たのはロシア正教があったからだって言うのは、

ロシア人の高い精神性が生き延びることを可能にしたということだと、いうことを改めて思うわけなんですね。

ソ連とロシアは全く違うという現実

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したがって私たちは、そのロシアを見る時に繰り返しになりますが、ソ連の行動で見がちであると。

確かに、日ソ中立条約破って進行してきたと、日本がポツダム宣言を受託して、委託したのにも関わらずソ連だけは戦闘を続けたとかね。

それで北方四島を占領したとか、それからシベリア抑留ですね。

そういう負の側面が強調されていますけども、それは決して許される事ではないのですが。

しかし少し彼らの弁護をするとすれば、それはロシア人というよりもソ連としてやったことであると。

そこは客観的に区別してあげる必要があるのかなと言う気はしております。

にも関わらず、その北方領土交渉に戻るとロシア人のその土地に対して、先ほど申し上げましたようにすごい愛着があるということは。

逆に言えば、たとえ奪った土地であっても北方領土に対しても、彼らの言う南クリル諸島ですねについても、すごい愛着があるとも言えるわけですね。

ですから、その辺の感情をどのように折り合いをつけるかという作業は、残っているんだと思います。

北方領土問題とロシアの安全補償問題

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しかし、ロシアにとって最も重要なことは大統領にとって指導者にとっても、あるいは国民にとっても最も重要なことは、ロシアという国家の安全保障をどう高めるか、安全保障をどう確保するかということですね。

ですから北方領土交渉のその帰結の鍵を握っているのは、北方最終的には私は四島は返すべきだと私は思っていますけども北方四島を返すことによって、

ロシアの安全保障が高まると彼らが認識するかどうかであって、それは日本が今提案しているように8項目の提案で、ロシアの経済社会の近代化を提案しているわけですね。

それが日本の経済協力を受け入れれば、ロシアが今のようないわゆる二流国家って悪いんですが、軍事的には一流かもしれないけど。

本当の意味での一流国家というか、経済的にも一流国家になり得るんだと。

だからそれが、ロシアの安全保障に直結してるわけですね。

だからそういうふうに、プーチン大統領は私は認識していると思いますけども、それが一般のロシア人の認識にまで降りてるかどうかと、それにかかってるような気がいたします。

質問にお答えしましたかね今。

なんか自分でも話しているうちに、どんどん飛んでいったんですが。

我那覇真子我那覇真子

はい、分かりました。

馬渕睦夫馬渕睦夫

分かっていただけましたか、なんか抜けてました?

我那覇真子我那覇真子

いえ、ソ連の時のお話と今のロシアでは分けて考えなければいけないと。

そして、相手側にとっては北方領土と言うのは我々からしたら奪われた土地だけれども、向こうからすると安全保障の問題であるので返しても相手国が安全保障が大丈夫と思ったら返ってくると。

こういう流れ。

馬渕睦夫馬渕睦夫

まぁそうですよね。

見返りとして、簡単に言えば見返りなんですが8項目の経済協力というプロジェクトがあるわけですね。

それによってロシアが本当の意味での近代化を達成すると。

それとの私は取引だと思っているんですけども、それはプーチン大統領は理解できてもなかなかロシアの国民、一般にまでその理解が浸透するかどうかは、まだ時間がかかるのかもしれないと思ってるんですね。

昔のような、要するに共産主義国家だったら上が決めればそれで良かったんですけども。

ロシアは日本とは違った意味で、西欧・欧米とは違った意味でですが一応その独裁国家ではなくてね、ないわけですね。

ところが今メディアは、プーチン独裁国家と言ってますけども、プーチンさんが右って言えば右にはならないんです。

それがスターリンが右だって言ったら右になった時代とは違うと、いうことですね。

だからその辺はプーチンさんも安倍総理と同じ、やはり国民をどう説得するかって言う仕事はまだ残ってるということだと思います。

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1 Responses to “馬渕睦夫 右翼と左翼で争っている場合ではない!日本人が戦うべき真の敵の正体!国難を乗り切る方法!”

  1. なるほどね・・
    モルデカイモーゼの(久保田氏?)言ってる事と一致してる部分が多いね・・

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